LINE株式会社へ商標変更、ゲーム事業を分社化でLINEプラットフォーム構築に注力 【増田 @maskin】

TECH WAVE / 2013年4月1日 12時30分





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 2013年4月1日、元NHN Japanは「LINE株式会社」へと商標変更を実施した。



 あわせてゲーム事業を分社化し、その社名に「NHN Japan」を使用する。



 LINEは引き続き森川亮 氏が代表取締役を勤め、新生NHN Japanは執行役員であった加藤雅樹 氏が代表取締役を勤める。

日本発、世界をリードする「スマホコミュニケーション」




 新生LINE株式会社では、機軸事業のLINEの世界展開・プラットフォーム展開を加速させると共に、「NAVER」「livedoor」ブランドも更なる成長を狙う。



 子会社でインターネット広告事業やディレクトリ型検索事業を展開する「ジェイ・リスティング株式会社」も「LINE Business Partners株式会社 」に商号変更。LINE関連事業におけるパートナー拡大に注力するという。



 ゲーム事業については、NHN JapanがLINEゲームおよび独自ブランドのコンテンツ提供を国内外で展開していくが、LINE GAMEプラットフォーム事業がLINE本体で舛田淳 氏が担当役員として指揮を取る。



 LINEのサービスインは、Naver時代の2011年6月。たった1年半で、世界スマホ市場における主導権を握り、「スマホコミュニケーション」という一大カテゴリを形成した。



 この目線からぶれず、ゲームを分社し、さらなる成長を狙うLINEは日本IT業界に、いや世界にどんなインパクトを与えるか注目される。



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(1億ユーザー達成時のスピーチをする代表取締役 森川亮氏)



LINE成長の歴史

(2013/4/1現在)

・2011年3月11日 東日本大震災で役員は九州で業務遂行、社員は自宅待機という事態に

・2011年4月に企画スタート、UIデザインから詰めていく。コンセプトには311の絆が影響

・2011年6月23日サービスイン、「ほとんどの人がピンときてない」状態

・2011年7月15日 NHN Groupとして初の日本初の世界展開アプリに

・ 2011年9月末 100万ユーザー、女性7割。日本以外の国、中東、韓国、アメリカ、アジア、欧米圏でダウンロード数が急増している状態。

・2011年10月4日、3Gでも使用できる無料通話機能リリース、スタンプ機能もこの際実装。プラットフォーム化を明言。

・2011年10月14日、200万ダウンロード突破

・2011年10月17日、300万ダウンロードを達成した

・2011年10月19日、まさかのiPhone版のダウンロード停止

・2011年11月1日、iPhone版App Storeでの公開再開

・2011年11月8日、500万ダウンロードを達成(世界108か国に利用者)

・2011年1月1日、 NHN Group合併 http://techwave.jp/archives/51711486.html

・ 2012年1月17日、1500万ダウンロード

・2012年3月5日、2000万ダウンロード

・2012年3月7日、PC版とタブレット版がリリース

・2012年3月27日、2500万登録ユーザー突破(ダウンロードという表現から登録ユーザーという表現方法が変更されている。フィーチャーフォンも増加(全体の5%)しているため)。

・2012年4月18日、3000万ユーザー突破

・2012年4月26日、スタンプショップ開設出だし好調

・2012年4月13日、LINE CameraがAndroid版から公開開始

・2012年5月10日、LINE Cameraが500万ダウンロード突破

・2012年6月6日、世界4000万ユーザー突破(国内1800万人)

・2012年7月3日、プラットフォーム事業展開を発表「Hello, Friends in Tokyo 2012

・2012年9月10日、世界6000万ユーザー突破 (国内3200万)

・2012年11月15日、世界7500万ユーザー達成、国内3400万

・2012年11月、iTunes App Store および Googl Play双方で売上世界トップ (AppAnnie)

・2012年12月 ビジネスアカウント「LINE@」開始予定

・2013年1月18日、LINE 世界1億ユーザー達成

・2013年4月1日、LINE株式会社に商標変更






【関連URL】

・LINE Corporation | 商号変更に関するお知らせ/Information regarding Changes to Company Name

http://linecorp.com/press/2013/0401472

・「LINE株式会社」誕生か、NHN Japanが会社分割を検討 【増田 @maskin】

http://techwave.jp/archives/51779162.html

・日本IT業界の金字塔、 LINE (ライン)が遂に1億ユーザー突破 【増田 @maskin】

http://techwave.jp/archives/51776594.html

・「スマホでNo1を狙う」ライブドア・ネイバージャパンがNHN Japanに統合へ【増田(@maskin)真樹】http://techwave.jp/archives/51711486.html

・NHN Japanがライブドア買収、NAVER強化へ 【増田(maskin)真樹】

http://techwave.jp/archives/51432251.html



蛇足:僕はこう思ったッス

LINE成長において大切なポイントがいくつかある。一つは「チャットサービスではない」ということと、「ゲームで収益化」というゴール設定をしていないことなどだ。彼らのやりたいことは、あくまで「スマホベースのコミュニケーションプラットフォーム」であり、Over the Top(通信キャリア超え)の構図。これが世界のニーズにフィットしたことが成長の火種となっている。

今回の分社化は、LINEのさらなるプラットフォーム強化の意思の現れであり、LINEというクローズドな空間におけるインターネットの再構築の始まりと言って過言ではないと思う。

著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹

変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。


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