あちらこちらでにわか雨

tenki.jp / 2014年7月16日 23時27分

17日は大気の不安定な状態が続きます。九州北部から北海道にかけて晴れ間のでる所もありますが、気温の上がる昼ごろからは、あちらこちらで急な雨や雷雨があるでしょう。


<不安定とは>

テレビやラジオで耳にする「大気の状態が不安定」とは、一体どんな状態なのでしょう?
上の図を使って、説明したいと思います。
雪だるまをイメージしてみると、左側は大きくて重い体の上に、小さくて軽い頭を乗せています。
これが安定した状態です。一方、右側は小さくて軽い頭の上に、大きくて重い体が乗っています。
こうなると、上に乗っている体の部分が落ちてきてしまいそうですね。
これが、いわゆる不安定な状態です。
他で例えるなら、組み体操は体の大きい人が下に、体の小さく軽い人が上にきますよね。
これが逆だったら、安定せず、上にいる人が崩れてきてしまいます。(⇒つまり不安定)


<気象では>

「不安定」をイメージして頂いたところで、話を気象に戻すと…。
暖かい空気は軽く、冷たい空気は重いという性質があります。
よく「地上付近に暖かく湿った空気が流れ込み~、上空に寒気が入り~」という
言葉を天気予報で聞かれることがあります。
この状態を先程の雪だるまで考えると、右側の雪だるまになります。
地上(下)が暖かい⇒空気が軽い
上空(上)が冷たい⇒空気が重い
軽いものの上に重いものがあれば安定しませんよね。
ですから、大気の状態が不安定だということがわかります。

下の図は、17日午前9時の地上天気図に上空5800メートル付近の寒気を重ね合わせたものです。


<より不安定に>

この図を見ると、九州北部から関東までマイナス6度線(青い線)が南下しています。
※赤い線は16日9時のマイナス6度線の位置です。
また、本州付近に停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が入ります。
最高気温は広島30度、大坂・名古屋・東京33度、金沢30度など、
16日と同じくらいですから、上空の寒気が南下するということは
地上と上空の気温の差が16日比べて大きくなります。
つまり、17日は大気の状態がより不安定になると言え、
大気の状態が不安定になればなるほど、にわか雨や雷雨が起こりやすく、
局地的な大雨やひょうなどを引き起こすこともあります。
これらのことから、17日の九州北部から北海道にかけては
晴れ間のでる所もありますが、大気の状態が不安定。
昼ごろからはあちらこちらでにわか雨や雷雨がありそうです。

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