日本気象協会発表 台風11号の特徴

tenki.jp / 2014年8月4日 14時34分

日本気象協会は台風11号の特徴を発表。今週末に西日本に接近する恐れがあり、大雨や暴風など大荒れの天気に。これまで大雨となった四国は、少しの雨でも土砂災害に警戒。


台風11号の主なポイント

台風11号は3つの特徴が挙げられます。

特徴その1 【台風接近前から大雨】
台風11号は、中心が近づく前でも、周辺の暖かく湿った空気をもたらすので、
西日本の太平洋側は、接近前から大雨の恐れがあります。
特に、四国では先に近づいた台風12号の影響で、
降り始めからの降水量が、すでに1000ミリを超えた所があります。
8月1日03時から4日11時までの総降水量(アメダス速報値)
香美市繁藤   1117.5ミリ (平年1年間の降水量の3割以上)
仁淀川町鳥形山 1071.0ミリ
本山      1009.5ミリ
少しの雨でも、土砂災害が起こりやすいので、厳重な警戒が必要です。
雨が弱まっても、斜面には近づかないで下さい。
特徴その2 【日本付近の海水温が高い】
台風を発達させる原因は、暖かい海から供給される水蒸気。
その水蒸気が、雲になるときに放出される熱をエネルギーとして発達するのです。
「どれくらい暖かい海か」と言いますと、
海面水温が27度以上の海域で、発達しやすいという統計があります。
この図では、ピンクの線の南側の海が、海面水温が27度以上。
朝鮮半島のすぐ南や、西日本の日本海側まで、海水温度が高いのがわかります。
そのため、台風が発達しやすく
「非常に強い」勢力のまま接近する恐れがあり、
沖縄・奄美を中心に、大荒れの天気が予想されます。

特徴その3 【台風の速度が非常に遅く、影響が長引く】
台風の進路の決め手となるのは、上空の風。
台風は、日本付近に近づくと、ジェット気流(上空の強い偏西風)に流されて
北東へ進むことが多くなります。
ただ、今回は、
ジェット気流と離れているため台風の速度が非常に遅くなる見込みです。
「速度が遅い」ということは「影響が長引く」ことにつながります。
また、ジェット気流と離れていることで、予想進路も変わりやすくなりそうです。


お盆の帰省や旅行に影響の可能性も

台風11号は、7日(木)頃~8日(金)頃に非常に強い勢力を保ったまま沖縄付近に接近し、
9日(土)以降は西日本に接近する可能性があります。
地域ごとの注意点がこちら
◇沖縄・奄美地方
7日(木)から9日(土)頃にかけて、
激しい雨や立っていられない程の暴風、また沿岸部では高波・高潮が予想されます。
今年7月の台風8号に匹敵する影響が出る恐れもありますので、十分な警戒が必要です。
台風の速度が非常に遅いため、大荒れの天気が長時間続く恐れもあります。
◇西日本(近畿~九州)
太平洋側の地域を中心に、雨や強風に警戒が必要です。
台風が近づく前から大雨となる可能性もありますので、早い段階からの注意が必要です。
土砂災害や河川の氾濫、家屋や道路の浸水などに注意し、
「大雨・洪水警報」や「土砂災害警戒情報」などが発表された時は、
早めの避難を心がけるようにしてください。
また、山でのレジャーでは、天気の急変や、川の急な増水などに十分注意してください。
太平洋沿岸では、台風から離れていても、うねりに伴う高波が予想されます。
海でのレジャーは十分注意し、
高波が予想される場合は、海岸付近には近づかないようにしてください。
◇東・北日本(北海道~東海・北陸)
前線の南下と台風からの温かく湿った風の影響で、局地的に大雨となる可能性もあります。
今年7月の台風8号でも、台風から離れた新潟県や山形県、福島県などで
梅雨前線に伴う記録的大雨となりました。
今回も、台風から遠いからと言って油断せず、大雨などにご注意ください。

台風が接近するタイミングに、帰省や旅行を計画している方は、
時には、無理をしないで、行程を変更することも必要です。
tenki.jpで、最新の台風情報や気象情報を、こまめにチェックしてください。

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