8月中旬に前線停滞、11年ぶり

tenki.jp / 2014年8月16日 16時26分

梅雨のようなスッキリしない天気が続いています。戻り梅雨とも秋雨とも言い難いように、この時期に前線が長く居座るのは珍しいこと。8月中旬に、九州から関東付近に前線が延びる気圧配置が3日以上続くのは2003年以来11年ぶり。お盆が終わっても太平洋高気圧の張り出しは弱く、前線や湿った空気の影響を受けそうです。

16日正午の実況天気図

16日正午の実況天気図

14日~16日にかけて本州に前線が停滞。日本海側を中心に激しい雨が降り、Uターンラッシュに影響もでました。8月中旬は例年、太平洋高気圧に覆われて晴天と残暑が続く時期。今年の夏は天候不順だと感じている方も多いのでないでしょうか。
8月中旬に本州付近に前線の延びることは度々ありますが、一時的であったり、日本海から東北地方に延びることがほとんど。今回のように九州から関東付近に前線が居座ることは珍しく、毎日の実況天気図を参照した所、8月中旬に3日以上続けて九州から関東付近に前線が居座るのは2003年以来11年ぶりといえそうです(日本気象協会調べ)。


太平洋高気圧の張り出しの弱さ、フィリピンの東海上の状況も影響

この時期に本州付近に前線が居座る一因は、太平洋高気圧の張り出しの弱さ。太平洋高気圧の盛衰にはフィリピンの東海上の状況も関係しています。
フィリピンの東海上で対流活動が活発でない(積乱雲ができにくい)状況の時は、暑さをもたらす太平洋高気圧の日本付近の張り出しが弱いことが多くなります。8月中旬に九州から関東付近に前線が長く居座った2003年も、フィリピンの東海上の対流活動が不活発でした。
最新の予報によると、フィリピンの東海上の対流活動はお盆を過ぎてもあまり活発ではない見込みです。18日以降、太平洋高気圧は北への張り出しを一時的に強まる時期があるものの、西への張り出しは弱いままとなりそうです。
前線や湿った空気の影響で、九州から近畿は来週も曇りや雨の日が多いでしょう。農作物への影響も心配されます。

福岡の10日間予報

福岡の10日間予報


オホーツク海高気圧も出現、東北太平洋側は月曜まで冷涼

北海道付近にはオホーツク海高気圧があります。この高気圧から吹き出す風が、水温の低い海を渡って東北太平洋側に吹きます。16日の仙台の最高気温は21度7分と10月上旬並みでした。
このあと、オホーツク海高気圧はゆっくりと東へ移動する見込みですが、東北太平洋側では18日ごろにかけて、平年より気温の低い状況が続きそうです。一時的とはいえ、体調や農作物の管理に気をつけましょう。

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