この冬は冬将軍が大暴れ!?

tenki.jp / 2013年11月28日 14時57分

11月25日に気象庁から発表された3か月予報によると、12月は西日本に寒気が流れ込みやすく、九州から近畿にかけては、平年並か平年より低く厳しい寒さとなる日がありそうです。
この予報は、インドネシア付近など西部太平洋熱帯域で対流活動が活発なため、日本付近で偏西風が南に蛇行し、冬型の気圧配置が長続きしやすく、強い寒気が流れ込みやすいことを考慮しています。インドネシア付近での対流活動が活発な様子は、世界の衛星画像からもわかります。
今回は、衛星画像から見た “この冬の傾向”ついて、ご紹介します。

南アジア付近の気象衛星画像と雨分布(JAXA提供)

南アジア付近の気象衛星画像と雨分布(JAXA提供)


インドネシア付近の対流活動と日本の天候の関係

上記の衛星画像をごらんください。こちらの図は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)による気象衛星観測画像です。
インドネシア付近で対流活動(積乱雲の発生)が活発な状態であることがわかりますでしょうか?多くの雲が見られますが、これは現在、インドネシア付近で海面水温が高い状態が続いているためです。
海水温が高いため上昇気流が起こり、対流圏の上までたどり着いた後に、北向きへとの流れを変えて、偏西風の蛇行に影響を与えると考えられます。偏西風は中国付近では北に蛇行し、日本付近では南に蛇行する見込みです。
したがって、冬型の気圧配置が平年より強くなり、北日本だけでなく西日本でも寒気の影響を受けやすくなりそうです。

向こう3か月の予想される海洋と大気の特徴(気象庁-3 か月予報解説資料より)

向こう3か月の予想される海洋と大気の特徴(気象庁-3 か月予報解説資料より)


気になるこの冬の日本の天候は?

12月は西日本を中心に冬型の気圧配置になりやすく、沖縄・奄美でも寒気の影響を受けそうです。1月と2月は、ほぼ全国的に寒気の影響を受けやすく、冬型の気圧配置が平年より強まる日もある見込みです。
日本海側では、寒気の影響で平年に比べ曇りや雪または雨の日が多く、山陰や北陸地方では例年以上に、大雪に備えたほうがいいかもしれません。 一方、太平洋側では平年に比べ晴れの日が多い見込みです。ただ、乾燥した空気と寒さで関東地方の内陸では朝の冷え込みが非常に厳しくなる可能性もあります。
寒さとカラカラ空気で風邪も引きやすくなりそうですから、いつも以上に体調管理に気を付けたほうがいいかもしれませんね。うがい手洗いはもっとも簡単で効果のある予防法です。しっかり対策を行いましょう。

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