この秋は記録的な多雨と高温

tenki.jp / 2013年12月2日 18時19分

気象庁は2日、11月の天候のまとめ及び、9月から11月の秋の天候のまとめを発表した。この秋は太平洋高気圧の勢力が平年より強く、北日本から西日本にかけて気温が高くなり、特に10月上旬は記録的な高温となった。また、北日本から西日本の広い範囲で平年を上回る降水量となり、特に北日本の日本海側と東日本の日本海では、1946年の統計開始以来、最も多くなった。(日本気象協会)


残暑厳しく、短かった秋

9月から11月上旬にかけては、太平洋高気圧の勢力が平年より強く、また、日本付近の偏西風が平年に比べ北に偏って流れたため、北日本から西日本にかけて気温が高くなった。10月には新潟県糸魚川市で最高気温が35度1分と、全国で初めて10月に猛暑日を観測。特に10月上旬は記録的な高温となった。また、東京都心など関東では所々で統計開始以来、最も遅い真夏日を記録するなど、東日本の10月の月平均気温は平年差+1.9度で、最近の68年間では1998年と並んで1位の高温となった。11月上旬は、低気圧が日本海を発達しながら次々と進んだ影響で暖かく湿った空気が流れ込みやすく、全国的に気温が高かった。11月中旬以降は一転、強い寒気が日本付近に流れ込んだ。東日本と西日本、沖縄・奄美では気温が平年を下回る日が多く、遅れていた秋は西から一気に深まり、早い冬の訪れとなった。


台風が次々と襲来 初の大雨特別警報も

9月は、大型の台風18号が愛知県豊橋市付近に上陸し、東日本を横断した。福井県や滋賀県、京都府で記録的な降水量となり、8月末に運用開始となった「大雨特別警報」が初めて発表された。10月は、大型で強い台風26号が暴風域を伴って関東に接近。伊豆大島では24時間降水量が824ミリに達し、大規模な土砂災害が発生した。秋の台風の日本への接近数は9個と、1951年以降では1966年と並んで最も多くなった。台風の相次ぐ接近や秋雨前線の影響を受け、9月から10月にかけての降水量は、北日本から西日本の広い範囲で平年を上回った。11月は、低気圧や冬型の気圧配置の影響で、日本海側で降水量が多く、北・東日本日本海側ではかなり多くなった。特に、北日本日本海側では平年比135%、東日本日本海側では平年比162%となり、それぞれ1946年の統計開始以来最も多くなった。また、北日本や東日本の広い範囲で雪が降り、北日本の日本海側では11月中旬の降雪量が多くなった。
東日本や西日本、沖縄・奄美では高気圧に覆われることが多かった。このため日照時間は多く、特に東日本の太平洋側ではかなり多くなった。一方、北日本では少なかった。

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