7月は梅雨寒から猛暑に これから「台風」シーズン

tenki.jp / 2019年7月31日 19時56分

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7月のまとめ。7月上旬から中旬は「梅雨寒」、梅雨が明けると「猛暑」。8月は「台風」の発生、日本への接近、上陸の平年値が1年で最も多い月。太平洋高気圧の南には発達した雲が。

7月上旬~中旬「低温と日照不足」

7月上旬から中旬にかけて、夏の太平洋高気圧は日本付近への張り出しが弱く、梅雨前線は日本の南に停滞することが多くなりました。度々オホーツク海高気圧が北日本に張り出し、関東や東北の太平洋側は、厚い雲に覆われて、気温が上がりにくい日が続きました。
東京都心では16日にかけて、日照時間が3時間未満となりました。先月6月27日から、日照時間3時間未満が20日連続しました。1961年の統計開始以来、1988年の17日連続の記録を更新しました。
また、東京都心で、5日から12日まで最高気温は25度未満となりました。7月で最高気温が8日続いたのは1993年以来26年ぶりです。

梅雨末期の「大雨」 度々

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6月28日から7月5にかけて、九州付近に、暖かく湿った空気が西からと南からの2方向から流れ込み、発達した雨雲が同じような場所にかかり続けました。72時間雨量は、宮崎県日南市油津で544.0ミリ、鹿児島県薩摩川内市の八重山で593.0ミリと、いずれも7月ひと月分のおよそ2倍の雨量となるなど、観測史上1位の値を更新した所がありました。

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17日から22日にかけて、梅雨前線が本州付近に停滞し、台風5号が東シナ海を北上しました。太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気と、台風周辺の暖かく湿った空気が九州付近で合流し、線状降水帯を形成。20日、長崎県に大雨特別警報が発表されました。翌21日には福岡県久留米市で1時間に90.0ミリを観測し、観測史上1位の値を更新しました。

今年初めて日本に「台風上陸」 台風6号

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7月24日、日本の南で熱帯低気圧が発生しました。比較的、高い緯度で発生した熱帯低気圧です。その後、発達しながら北上し、26日9時に潮岬の南南西で台風6号となりました。台風6号は、27日午前7時頃に三重県南部に上陸。今年初めて日本に上陸した台風です。
台風6号は、27日午後3時に岐阜県付近で熱帯低気圧に変わりました。わずか30時間と短命の台風でしたが、熱帯低気圧に変わってから発達した雨雲がかかったことが特徴です。

7月下旬 夏真っ盛り! 日本列島は「猛烈な暑さ」

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下旬になると、太平洋高気圧が本州付近に張り出り、31日までには、梅雨のない北海道を除き、すべての地方で梅雨明けの発表がありました。太平洋高気圧の更に上層のチベット高気圧も次第に張り出し、日本列島は背の高い高気圧に覆われました。24日以降は、最高気温が35度以上の猛暑日になる所があり、31日は全国のアメダス926地点(富士山、南鳥島を除く)のうち、147地点で35度以上と、猛暑日地点は今年最多となりました。札幌では、1961年以降で初めて2日連続の熱帯夜になりました。

「台風」シーズンへ

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7月31日午前9時、南シナ海北部で、台風7号が発生しました。今後、北上し大陸へ向かう見込みです。日本への影響はないでしょう。
8月は、台風の発生、日本への接近、上陸の平年値が1年で最も多い月です。
31日の雲の様子をみてみると、本州付近を覆っている太平洋高気圧の南側では対流活動が活発になっており、発達した雲の塊がみられます。今年も台風シーズンへと向かいそうです。

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