予断を許さない一週間 災害史に刻まれる"令和2年7月豪雨"
tenki.jp / 2020年7月11日 12時40分
この先も命を脅かす危険な豪雨に予断を許さない状況が続きます。警戒を緩めないでください。
地方別 大雨警戒期間
最新の週間予報を元に、この先大雨に警戒すべき日にちを地方別にまとめました。
九州は少なくとも14日火曜日までは北部を中心に活発な雨雲がかかり続けます。被災地周辺ではこれまでの記録的な豪雨により、地盤が緩んでいたり、川の護岸が傷んでいたりしています。少しの雨でも土砂崩れや川の氾濫など二次災害に結び付くおそれがあります。四国や中国地方、近畿はあす12日日曜日は雨が小降りになりますが、13日月曜日再び雨脚が強まる見込みです。東海地方は、静岡県を中心に14日火曜日ごろにかけて活発な雨雲がかかる見通しです。岐阜県の飛騨地方ではこれまでの雨で、今も地盤の緩んでいる地域があります。急な斜面付近では引き続き、土砂災害に警戒をしてください。関東甲信は、14日火曜日ごろ、北陸と東北は、あす12日日曜日と14日火曜日から15日水曜日は、大雨に警戒が必要になります。
予想天気図(13日~18日)
この先もポイントとなるのが梅雨前線の位置。予想天気図を日ごとに確認します。
13日月曜日は梅雨前線上の低気圧が九州に近づく予想です。14日火曜日は低気圧が本州に接近します。低気圧に向かって、南からかなり湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になるでしょう。15日水曜日は低気圧の動きが遅くなります。また、上空には寒気が流れ込むため、東北や北陸を中心に大気の不安定な状態が続きます。
防災上の注意点
九州地方や東海地方ではこれまでの大雨で、災害発生のリスクがあります。いま、避難先でお過ごしの方は、安全が十分に確保されるまでは無理にご自宅付近へ戻らないようにしてください。各地とも、気象情報や避難に関する情報に留意し、可能な限り早めの行動を。避難をする際は、周囲の状況を十分確認し、極力、一人ではなく複数で、長靴(水が入ると動きにくくなる)ではなくスニーカーなどで、両手を空けた状態で行動するようにしてください。避難所へ向かうことが却って危険な場合には、ご自宅内の崖や川から離れたできるだけ高い所で、身の安全を確保するようにしてください。
この記事に関連するニュース
-
週間天気 雨の週末 関東甲信と東北で雪の可能性も
tenki.jp / 2021年1月22日 12時0分
-
週間天気 週末は南岸低気圧による荒天警戒 天気は周期変化
ウェザーニュース / 2021年1月22日 5時45分
-
週間 この先いったん気温上昇 雪どけ進む 厳しい寒さは日曜日頃
tenki.jp / 2021年1月12日 12時8分
-
月曜は午前中まで日本海側で大雪に警戒 火曜は太平洋側で雪や雨
tenki.jp / 2021年1月10日 14時22分
-
中国地方 今年最後の土日、30日からの大雪と寒さに備えて年越し準備を
tenki.jp / 2020年12月25日 12時12分
ランキング
-
1小4交通事故死 現場から30分の病院搬送は「たらい回し」だったのか
NEWSポストセブン / 2021年1月22日 7時5分
-
2セブン「新作いちご飲料」のラベルが物議「果肉と思ったら絵」 法的問題は?
弁護士ドットコムニュース / 2021年1月20日 10時18分
-
3「安倍に菅あり、菅に菅なし」 加藤官房長官という“失敗人事”
文春オンライン / 2021年1月22日 6時0分
-
4ピーチ機「マスク拒否」男の日常…時給2000円週2勤務の添削指導員だった
日刊ゲンダイDIGITAL / 2021年1月22日 9時26分
-
5北朝鮮「第8回党大会」は歴史に残らない大会 軍事面で目新しさなく経済改革は後退・中止も
東洋経済オンライン / 2021年1月22日 9時0分