異常気象 マレーシアやシンガポールで極端な少雨

tenki.jp / 2014年3月17日 23時9分

1月の半ばごろから、マレーシアやシンガポール、インドネシア西部で記録的な少雨になっています。平年だと月に100~200ミリの雨が降るマレーシアやシンガポールでは、対流活動が不活発になっているため、ほぼ2か月くらい雨の降らない状態が続いていました。アジア東端の日本は東南アジアの天候と無関係ではないため、目が離せません。

17日の東南アジアの雲の様子(記録的少雨だった地域にようやく雨雲がかかった)

17日の東南アジアの雲の様子(記録的少雨だった地域にようやく雨雲がかかった)


ようやくまとまった雨、約2か月ぶり

シンガポールでは、1月11日~12日にかけて24ミリの雨が降って以来、降ってもごく微量の雨で、ほぼ2か月近く雨の降らない状態が続いていました。一方、数日にわたり深刻な煙霧にも見舞われていました。煙霧とは肉眼で見えないごく小さな粒子(ちり・黄砂・煙・降灰など)が大気中に漂い、見通しが1キロ未満になることです。3月16日と17日は雨が降ったものの、煙霧を解消するほどにはならなかったようです。
マレーシアも3月15日以降は久々に降水がありましたが、気象通報をみる限り、煙霧はまだ一掃されていないようです。
シンガポールもマレーシアも赤道に近い熱帯域、平年は月に100~200ミリの雨が降ります。この地域は湿気が多いものの、今回は雨が降るまでには至らない日が続いたため、煙霧が深刻化したと考えられます。今年は周辺海域の海面水温は平年より低くなっています。対流活動が活発でなく、雨雲のできにくい状況になっていました。


人ごとではない、東南アジアの異常気象

大気は全世界を取り巻いており、熱帯域の対流の活発・不活発な状況は大気中を伝播して他地域へ影響を及ぼすことがわかっています。いつ・どこで・どのような状況が起こるかまでは予測できないものの、アジアの東端に位置する日本に住む私たちにとって、シンガポールやマレーシアなど東南アジアの天候(異常気象)は無関係ではないのです。

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