藤井貴彦キャスター 新潟県長岡市で“オジ旅”!? 同級生の須山司アナと“醸造のまち”を訪ねる 《新潟》
TeNYテレビ新潟 / 2024年8月2日 21時1分
報道番組のキャスターとして多忙を極める中、新潟でレギュラー番組に出演中の藤井貴彦キャスター。
新潟の魅力を再発見しようと、高校時代の同級生であるテレビ新潟の須山司アナの案内でやってきたのは、“長岡花火”で全国に知られる新潟県長岡市。
今回、古くから酒やみそ、しょう油作りが盛んな地域で“醸造のまち”と呼ばれる、長岡市摂田屋を訪ねました。
◆江戸時代の旧三国街道
2人が立っているこの通りは、かつて越後と関東をつないだ旧三国街道。
ここは江戸時代の参勤交代、 大名行列が練り歩き、“殿様街道”とも呼ばれていた道です。
<須山アナ>
「ずっと江戸まで行ってたわけですよ、江戸がこの先」
<藤井キャスター>
「 江戸ですか!」
<須山アナ>
「だから藤井さん、このまま歩いて帰れば東京まで行けるわけですよ」
<藤井キャスター>
「 江戸ってどこで分かるんですか?」
◆道しるべ地蔵
<須山アナ>
「このお蔵さん、道しるべ地蔵と言いまして。ちょっと下の 辺り足元の辺り見ていただいていいですか」
須山アナに示された地蔵の足元で藤井キャスターが見つけたのは……
◆「左ハ山道、右ハ江戸」
<藤井キャスター>
「なんか書いてある……」
「左ハ山道……、こっちは、右ハ江戸……?」
<須山アナ>
「はい、ここで昔の方々は旅の安全を祈願していったということなんです」
◆旅人の道しるべ
この道しるべ地蔵は、200年以上前に安置されたもので、昔の交易路沿いにあることから旅人の道しるべとして重宝されてきたということです。
右の道は東京方面へ、左の道は山へと向かいます。
2人も旅の安全をしっかり祈願し、目的地へ……。
◆しょう油の醸造所
道しるべ地蔵から東京方向へ歩いていくと……そこに広がるのは、しょう油の醸造所。
江戸時代から続く老舗の「越のむらさき」です。
<藤井キャスター>
「いい香りがしてきますね」
「風情あるなあ」
2人が歩いていくとその先に……
◆日本酒の酒蔵も
現れたのは巨大なタンク。実はこの中に入っているのは、日本酒。
日本酒やワインをこよなく愛するという藤井キャスター、足早にタンクの奥へと進んでいきます。
◆酒蔵は大正時代の建物
2人が行きついたところは酒蔵の「吉乃川」。
明るい雰囲気の屋内。大正時代に作られ約100年経っている建物をリノベーションして作られたのだそうです。
以前は、1階が瓶詰工場でボトリングをしていたといい、2階は当時50人ぐらいいた蔵人たちの寝泊まりの場所として使っていたということです。
<藤井キャスター>
「お酒を造るのに、その蔵に寝泊まりしないと出来ないんですよね」
<吉乃川の蔵元・川上麻衣さん>
「よくご存じで!」
◆日本酒の資格を持つ藤井キャスター
実は、藤井キャスター、日本ソムリエ協会が認定する日本酒の資格「酒ディプロマ」という資格を持っています。
創業は1548年、戦国時代から続く「吉乃川」。
蔵の中に展示してある資料や、日本酒が造られる工程を興味深そうに見入っていました。
◆蔵内は「火の用心」
数多くの展示のなかで、藤井キャスターが興味を持ったのは「拍子木」。
火災が大敵の蔵で、蔵内の「火の用心」に使われていたといいます。
◆「蔵には酵母が住みついている」
<藤井キャスター>
「私が勉強したところ、蔵には酵母が住みついているんですよね?」
<吉乃川の蔵元・川上麻衣さん>
「そうですね」
<藤井キャスター>
「自家酵母じゃないですけど、その酵母が燃えるとなくなっちゃうので、火の用心なんですね。本当に大切な味を守っていくためには蔵自体も残って酵母自体も残っていないとそのお酒にならないんですね」
◆県内最古の酒蔵
新潟最古の酒蔵で、さらに色々な発見を続ける2人。
蔵の奥で見つけた「SAKEバー」に大興奮。吟醸酒や純米酒、8銘柄の飲み比べができるというSAKEバー、2人は利き酒に挑戦。
純米酒と吟醸酒、グラスを持つ藤井キャスター。
<藤井キャスター>
「私、飲み分け、得意なんです!」
「このお酒は純米ではありません!」
<須山アナ>
「正解ではありません!」
まさかの不正解で意気消沈の藤井キャスターでした……。
◆醸造のまちならではのメニュー
さらに、酒かすを使った鮭のみそ漬け焼きなど、醸造のまちならではのメニューもありました。
◆クラフトビール
この蔵では、日本酒と同じ仕込み水を使って米こうじを副原料にしているクラフトビールも製造しています。
フルーティーな香りながらもビールの味わいがしっかり感じられるといいます。
◆限定酒も
そして、この蔵でしか飲めないという搾りたての限定酒がありました。
この冬に造ったという大吟醸酒で「23BY山田錦大吟醸無濾過原酒 責め×荒走り」という何とも長いネーミングです。早速、試飲することにした2人は……。
<須山アナ>
「酒ディプロマの藤井さん、どうですか?」
<藤井キャスター>
「日本酒の貴婦人……上品でドレスが風にさらっと揺れるような……品があって……ほんのちょっとだけコクを口に残す……あの貴婦人素敵だなって……またお会いしたいなと……遠くから見ている感じ」
長岡市摂田屋は、醸造の魅力を体感できるまち。
2人は、このあとも“醸造のまち”をめぐります。続きは次回……。
(2024年7月26日放送「夕方ワイド新潟一番」より抜粋)
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