用水路のふた“グレーチング”２枚を盗んだ疑い 無職の３９歳男を逮捕 新潟市では今年春ごろから同様の被害相次ぐ 《新潟》

TeNYテレビ新潟

用水路の鉄製のふた"グレーチング”を盗んだ疑いで、新潟市江南区の３９歳の男が逮捕されました。

江南区では今年の春ごろからグレーチングの盗難被害が相次いでいました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、新潟市江南区曽川に住む無職の男（３９）です。

警察によりますと、今年７月３０日から８月４日までの間に、新潟市江南区丸潟新田の用水路でグレーチング２枚を盗んだ疑いがもたれています。

男は今年８月４日午前１１時半ごろ、新潟市江南区鍋潟新田で用水路に敷いてあった「縞鋼板」１枚 （時価７万円相当）を盗もうとしたところを、近くの住民に見つかり、その後、窃盗未遂の疑いで逮捕されました。

警察が捜査したところ、男の車からグレーチング２枚が見つかり、関与を認めたことから今回の逮捕に至ったということです。

盗まれたグレーチングは縦９０センチ、横４０センチで、農業用水路などで歩行者が落下しないように使われます。２枚の時価は計４万円相当です。

新潟市江南区では、今年の春からグレーチングの盗難被害が相次いでいました。

警察の調べに対し、男は「グレーチングを盗んだことは間違いない」と容疑を認めていて、警察は、ほかの被害との関連を調べています。

新潟県内では今年５月、上越市でも金属製の側溝のふたなどが盗まれる被害がありました。

警察庁によりますと、去年1年間の全国の金属盗難の認知件数は約１万６０００件で、前年より約６０００件増加しています。背景の１つには金属価格の高騰があるということです。