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がん経験者が語る「孤独」 それでも“ひとりじゃない” 新潟市でチャリティーイベント開催へ 《新潟》

TeNYテレビ新潟 / 2024年9月11日 20時19分

TeNYテレビ新潟

2人に1人が診断されるといわれている「がん」ですが、患者は不安や治療の辛さから孤独を感じやすといいます。それでも「1人じゃない」と気づかせてくれたきっかけがあったと経験者が話してくれました。

10日の夜にはじまったオンライン会議。

がんの経験者やその家族を支援するチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ」の実行委員会です。

新潟での開催が10年目となるこのチャリティーイベント。9月15日と16日に新潟市で開かれる予定です。

旗を持ったり仮装したりして思い思いに歩く「リレーウォーク」には、がんの経験者やその家族なども参加します。

世界34か国、2000か所以上で開催され、年間の寄付額は計137億円。がん患者のサポートやがん予防の取り組みなどに役立てられています。

実行委員の1人、南雲良子さんです。2013年に右胸に乳がんが見つかり、摘出と再建の手術を受けました。

〈「リレー・フォー・ライフ」実行委員会 南雲良子さん〉

「(がんを)受け止め切れなかったですよね。どこかしら他人事、自分事に置き換えられなかったのが最初です」

4人家族の南雲さん。一番怖かったと振り返る手術の前のこと……夫と当時まだ幼かった子どもたちに遺書を書いたといます。

〈「リレー・フォー・ライフ」実行委員会 南雲良子さん〉

「一番伝えたかったのが、…これ泣きますね。本当に大切なんだよということ大事なんだよということ大好きなんだよということ。これから先のことも一緒にはいなくても見守っているよ」

遺書は無事に退院した際、すべて燃やしました。ただ、孤独と不安は付きまといます。

〈「リレー・フォー・ライフ」実行委員会 南雲良子さん〉

「ひとりで闘っていたつもりでした。病気と闘うのは私ひとり。だから他の人に迷惑かけちゃいけないなとか。治療中は、あしたをちゃんと迎えられるのかなとかそういうふうに思うことはありました」

「リレーウォーク」は2日間にわたり参加者たちがかわるがわる夜通しで歩きます。

あしたが来るのか不安を背負う仲間とみんなで一緒に迎える朝。「1人じゃない」そう思えました。

〈「リレー・フォー・ライフ」実行委員会 南雲良子さん〉

「私って自分ひとりで孤独で病気と闘ってきたつもりだったけど実はそうじゃないんだなと気づけました。多くの方が近くにいるし支えてくれるし甘えてもいいし、甘えた分、自分も支えてあげたいと思えるし」

誰もが生きやすく、あしたに希望を持てるように……

チャリティイベントは9月15日と16日の2日間、新潟市中央区にある県スポーツ公園で開かれます。

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