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【トキの放鳥】9月下旬の放鳥に向け仮設ケージで健康観察続く ことしは15年ぶりに一定期間ならしたのちに放す方式でも放鳥へ 《新潟》

TeNYテレビ新潟 / 2024年9月13日 11時33分

TeNYテレビ新潟

環境省は9月下旬に佐渡の大佐渡地域で予定しているトキの放鳥について、順化ケージでの訓練後、仮設ゲージで2週間ほど飼育して放鳥することを決めました。5日には現地の仮設ケージにトキが入れられました。

環境省によると、トキを箱に入れて放鳥場所で放すハードリリース方式に加え、放鳥場所に仮設ケージを設置して一定期間ならしたのちに放す方式で行うことを決めたということです。

環境省は、放鳥したトキの生息密度を下げるために佐渡市新穂地区にある野生復帰ステーションの順化ケージから自然に飛び立たせるソフトリリース方式に加え、特定の場所にトキを運んで放すハードリリース方式を行っていますが、ハードリリースであっても飼育されていた新穂地区にトキが戻ってくるケースが多く見られるということです。

このためトキが放鳥場所に慣れて、放鳥後に放鳥場所に留まることをねらって放鳥場所に仮設ケージを設置し、順化ケージでの訓練後、仮設ゲージで2週間ほど飼育して放鳥することを決めました。

この方法は、第二回放鳥が行われた2009年以降2度目となります。

TeNYテレビ新潟

今回、放鳥場所となる大佐渡地域の休耕田に設置されたケージは、縦6.6m、横17.4m、高さ3mの115平方メートルで、中には止まり木や餌場が設置されています。また、周囲には天敵が侵入しないように、電気柵や網などがめぐらされています。

5日は、佐渡トキ保護センターや環境省の職員らが、放鳥個体16羽のうち1歳から11歳までの雄のトキ7羽を仮設ケージに放しました。

放鳥日の9月22日まで飼育員が交代で餌を与えたり健康観察を行います。

今後、本州初となる放鳥を石川県の能登地域で実施する方向で環境省が検討していることもあり、5日は石川県や石川動物園の担当者らも見学に訪れ、トキの放鳥の仕方などについて学んでいました。

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