【中越地震20年】 震災の記憶を語り継ぐ 復興に感謝のキャンドル作り
TeNYテレビ新潟 / 2024年10月11日 19時23分
68人が犠牲となった中越地震から10月23日で20年が経ちます。震源地となった長岡市の旧川口町では記憶を語り継ぐ取り組みが行われています。
長岡市の川口小学校。
11日に行われたのは中越地震について学ぶ授業。
児童の前に立ったのは地元のスーパーマーケット、「安田屋」で働く山森健也さん(27)です。
〈安田屋 山森健也さん〉
「地震があったその時間は僕、このお店の2階が家だったんですけど、そこに1人でリビングでテレビをみていました。商品が全部きれいに棚に並んでいるのが地震で崩れてしまって」
2004年10月23日に発生した中越地震。
震源地の旧川口町では最大震度7を観測。県内では68人が犠牲になりました。
町唯一のスーパー、安田屋も大きな揺れにより全壊。
それでも住民のため店の商品を無料で配り、地震の3日後には仮店舗で営業を再開しました。
当時、小学2年生だった山森さん。中越地震を経験していない子どもたちに次のように伝えました。
〈安田屋 山森健也さん〉
「お父さんお母さんとかおじいちゃん、おばあちゃんが大変な思いをして頑張ってくれたから楽しい生活を送れていました。みんなはもしこういうことにあったときに、お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんのお話を、言うことを聞いてほしい」
〈児童〉
「地震のことをもっと知れるように調べたり、これから地震が起きたときに対策できるように防災キットを自分で買ったりしようと思う」
一方、こちらは川口中学校。
犠牲者の追悼と復興への感謝を込めたキャンドル作りです。
毎年10月23日の式典に合わせて11年前から行われています。
生徒たちが型に注ぐロウはこれまでの式典で灯されたキャンドルを溶かして再利用しています。
ことしは旧山古志村の中学生と一緒にキャンドルを作りました。
〈山古志中の生徒〉
「亡くなった方の思いもしっかり受け継いで、山古志は復興してきました、元気ですよということを伝えたいです」
中越地震から20年。
10月23日には川口地区・山古志地区などで追悼式典が行われ、手作りのキャンドルが被災地を明るく照らします。
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