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目指したのは“てっぺん” ルヴァンカップ決勝で歴史に残る激闘 過去最多6万2000人の会場で示したのは新潟が誇るパスサッカーと日本一のサポーターの存在 アルビレックス新潟 《新潟》

TeNYテレビ新潟 / 2024年11月4日 19時19分

TeNYテレビ新潟

JリーグYBCルヴァンカップ決勝で歴史に残る激闘を繰り広げたアルビレックス新潟。

2度同点に追いつく驚異の粘り……。貫いた新潟のパスサッカー……。

ピッチで闘う選手たちを支えたのは国立をオレンジ色に染めたサポーターの存在でした。

<アルビレックス新潟 松橋力蔵監督(ことし1月)>

「今いる選手が生き生きとその選手が持っている特長をしっかりと活かし、ことしは“てっぺん”目指します」

”てっぺん”この言葉からスタートしたアルビレックス新潟の今シーズン。

その言葉通り国内3大タイトルの1つ、YBCルヴァンカップで躍進します。

一時はリーグ首位を独走していた町田や……リーグ4度の優勝を誇る川崎をつぎつぎと撃破。

悲願のタイトル獲得……てっぺんに王手をかけました。

前日の会見で…… 意気込みを語ったのは。

<長倉幹樹選手>

「点とらないと勝てないので得点 は狙っていきたいです」

<堀米悠斗選手>

「なんとかここでみんなでひとつ大きな目標を成し遂げて今シーズンのチームとしての足跡をしっかり残したい」

迎えた決勝当日。

JR新潟駅には朝から多くのサポーターの姿がありました。

<サポーター>

「20何年サポーターやってきてね、やっと“てっぺん”取れそうなので思いっきり応援したいと思います」

サポーターの熱い気持ちに応え上越新幹線は増便されることに……

チケットは完売……現地に行けなかった人は新潟から声援を送ります。

<サポーター>

「タイトルとってほしい、そこだけ、それだけです」

「勝ってほしい、勝ってほしい」

決戦の舞台は聖地・国立競技場です。

<サポーター>

「もうそわそわして、もうわくわくで全然寝られませんでした」

「ずーーーっと応援しています」

「1位になってほしいから」

「がんばれ!アルビ!」

「てっぺんとるぞ!」

「てっぺんだ」

オレンジ色に染まった国立。

ピッチの選手とともに闘うアルビサポーターの決意の証です。

<記者リポート>

「小雨の降る聖地・国立競技場で間もなく決戦のときを迎えます。日本一のサポーターとともに新潟が目指すのは“てっぺん”です」

観客は過去最多となる6万2000人。戦いの舞台は整いました。

「てっぺん」へ……。

パスをつないで攻撃を組み立てる新潟。対する名古屋は堅守速攻が持ち味です。

■前半12分

試合は序盤ボールを保持した新潟が主導権を握ります。

■前半31分

しかし前半31分キーパー阿部のパスミスから先制点を奪われます。

■前半42分

さらに、前半42分にも失点……前半だけで2点を追いかける展開となります。

■後半

エンドが変わった後半。ゴールを目指す新潟の選手たちの前にはアルビサポーターが広がります。

サポーターの声援でピッチの選手を鼓舞します。

■後半21分

その声援を力に代名詞であるパスサッカーを貫く選手たち。

新潟らしい攻撃で相手ゴールに迫ります。

■後半26分

ダニーロゴメスのクロスに谷口! 名古屋ゴールをこじあけます。

<谷口海斗選手>

「本当に心強かったですしワンプレー、ワンプレーに対して声援というか身体にも響いてき たので」

■後半アディショナルタイム

これで息を吹き返した新潟。

試合終了間際、小見がPKを獲得します。

<記者リポート>

「決めました、小見洋太選手!同点です!試合最終盤に追いつきました新潟。ベンチの選手たちと喜びを分かち合います」

土壇場で同点に追いつき延長戦へ突入します。

■延長前半

立ち上がり……名古屋に勝ち越しゴールを奪われまたもや追いかける展開に。

それでも”てっぺん”へ……その思いが選手たちを突き動かします。

■延長後半6分

すると延長後半6分。長倉の絶妙なスルーパスに抜け出したのは小見!

最後まで諦めなかった選手とサポーターでつかんだ劇的な同点ゴールでした。

120分の激闘でも決着がつかずPK戦へ……。

■PK

新潟、1人目のキッカーは秋山。

2人目は大会得点王の長倉。惜しくも枠を捉えることができず。

その後は両チームとも3人ずつが成功。

迎えた名古屋の5人目。

PK戦の末、名古屋が勝利、新潟は悲願のタイトルにあと一歩届きませんでした。

<長倉幹樹選手>

「自分のせいで負けてしまったので申し訳なかった」

「(チームを)勝たせられる選手になりたいと思う」

<アルビレックス新潟 松橋力蔵監督>

「僕らが常に目の前にある何かを越えていかなければならない境界線というものがあるだろうと……その境界線をきょうは1歩右足は越えたかもしれない、左足を最後越えることができなかったと思う。でも本当に選手はよく頑張ってくれたと思う」

声援で選手の背中を押し続けたサポーター…

<サポーター>

「本当に残念ですね」

「いい決勝でした」

「面白かったです」

「次も期待しています」

「悔しいけどなんか勇気をもらえました。心が震えました」

「スタイルを貫きつつもっと勝負強くなってほしいです」

「ほんと、アルビの選手たちはよくやってくれました」

「悔しいですね、でもここまで来られる力があるのでまた来年挑んで欲しいです」

声援を力に激闘を戦い抜いた選手たち……

<小見洋太選手>

「ピッチに入った瞬間今まで感じたことがないくらい のスタジアムが割れんばかりの 声量を感じたので本当に感動し ました」

<堀米悠斗選手>

「あの雰囲気 あの応援が僕たちのいままで以上の力を引き出してくれたと思う」

「(試合の結果を受けて)それぞれ感じるものはあったと思うし目を背けていなかったのでまだまだこのクラブは成長すると思った」

ピッチで輝きを放った選手と、国立をオレンジ色に染めたサポーター。

“てっぺん”には届きませんでしたが決勝の舞台は新潟が誇るパスサッカーと日本一のサポーターの存在を日本中に示す場となりました。

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