一部で運休が続くJR米坂線 「上下分離方式」の場合、最大6億円超の地元負担 《新潟》
TeNYテレビ新潟 / 2024年11月20日 20時28分
おととしの豪雨で被災したJR米坂線。復旧を検討する会議でJRは4つの運営方法を示し、駅や線路を自治体が保有する「上下分離方式」の場合、新潟県側の地元の負担額が最大で年間6億円以上となる試算を明らかにしました。
新潟と山形を結ぶ米坂線はおととし8月の豪雨で被災し、いまも坂町駅から山形の今泉駅間で運休が続いています。
JRは復旧費用を86億円と試算し「JRが運営することを前提とした復旧は難しい」としています。
19日、復旧を検討する会議が開かれ、JR東日本は4つの運営方法を提示しました。
被災前と同様にJRが運営する方法。地域が運営するいわゆる第3セクター。また、バスへの転換。そして、JRが列車の運行を行い、駅や線路などは沿線自治体が保有する「上下分離方式」です。
JRの試算によると、この「上下分離方式」では新潟県側の地元の負担額が年間4億7000万円から6億1000万円になるということです。
その上で、地域の鉄道離れが進み、復旧したとしても利用の少ない状況が想定されるなどとしてJRが単独で運営することは難しいとしています。
〈JR東日本 新潟支社 羽中田淳 企画総務部長〉
「地域においてさらなる議論なり考え方を深める意味でこちらからご提案させていただいた。今度は自治体のご検討の番なのではないか」
一方、県は山形県とともに鉄道路線としての復旧を検討していくとした上で…
〈県 交通政策局 太田勇二局長〉
「地方自治体の負担としては大変大きい額かなと思っています。できるだけ早期に一定の方向性を出さなければいけないと私は思っていますのでスピード感をもって進めたい」
花角知事は自治体に維持管理がうつった時の運営費を支援するよう国に要望したということです。
この記事の動画はこちらから再生できますこの記事に関連するニュース
-
一部運休の『JR米坂線』沿線自治体が初めて「上下分離や第3セクター移管の可能性」について言及
BSN新潟放送 / 2024年11月19日 19時58分
-
存続の危機のローカル線、路線廃止か「上下分離」か
読売新聞 / 2024年11月15日 13時30分
-
JR米坂線の早期復旧を 有志が要望 おととしの豪雨で被災し一部区間で運休続く《新潟》
TeNYテレビ新潟 / 2024年11月11日 21時57分
-
大雨で被災のJR美祢線の復旧 JR西「鉄道での復旧なら上下分離が1つの選択肢」と提案
KRY山口放送 / 2024年10月31日 19時31分
-
過酷な「スバルライン電車」実現するか 急坂&急カーブで片道52‐74分 道路を線路にする「富士山登山鉄道」の課題とは
乗りものニュース / 2024年10月31日 14時12分
ランキング
-
1父親の修被告「覚えていない」繰り返す 母親の6回目の公判で すすきのホテル頭部切断殺人事件 札幌地裁
HTB北海道ニュース / 2024年11月20日 18時31分
-
2東海大と桜美林大でスト実施へ 非常勤講師の賃金ベア要求
毎日新聞 / 2024年11月20日 12時27分
-
3個人情報、公開か削除か…マイナカード偽造被害、悩む地方議員ら
毎日新聞 / 2024年11月20日 19時16分
-
4「とんでもない不当判決」=原告ら怒りあらわに―厚木基地訴訟
時事通信 / 2024年11月20日 19時25分
-
5経済対策、自公国が合意=「103万円」引き上げ
時事通信 / 2024年11月20日 18時18分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください