【特集2024】パリ五輪の金メダリストたち 新潟とゆかりのある やり投げ北口榛花選手・柔道の角田夏実選手 新潟への思いを語ったことし 《新潟》
TeNYテレビ新潟 / 2024年12月28日 17時55分
年末恒例の京都・清水寺で発表された“ことしの漢字”は「金」でした。
「金」といえば夏に行われたパリオリンピックでは、日本は計20個の金メダルを獲得。その金メダルに輝いたアスリートのうち、2人の女性は“新潟にゆかりのある”人たちでした。
1人は、やり投げの金メダリスト・北口榛花選手。そしてもう1人は、柔道女子48Kg級で金メダルを獲得した角田夏実選手です。
2人の新潟への思いを改めて振り返ります。
恵まれた体格 喜怒哀楽を全身で表現
北口選手にはパリ五輪直前のことし6月、取材が実現しました。新潟で行われた国内で最後の大会で優勝を決めた翌日にインタビューすることがかない、新潟への思いなどを語ってもらいました。
聞き手は北口選手と親交がある新潟県出身で元アルペンスキー日本代表の皆川賢太郎さんです。
179cmという恵まれた体格を生かしながら柔らかく、かつ、しなやかに。
喜怒哀楽を全身で表現し、その笑顔がとても印象的な北口榛花選手。
(映像協力:SPORTS BIZ)
新潟県には2歳まで住んでいた
皆川さん:「優勝おめでとうございます。きのうは、あちらに見えるビッグスワンで優勝しましたね?」
北口榛花選手
「あそこで投げていました、はい」
皆川さん
「新潟県は、お父さんとお母さんが昔住んでいたということですね?」
北口榛花選手
「一応私も住んでいたのですけれど、2歳までしかいなかったので…(笑)」
皆川さん
「記憶、絶対ないですよね?」
北口榛花選手
「ないです…(笑)」
北口選手、現在もパティシエとして北海道旭川市で働いているお父さんが湯沢町のホテルで働いていた時、2歳までご両親と共に南魚沼市で住んでいたことがあり、新潟とのゆかりがあると話してくれました。
常に注目の的に
その笑顔や愛くるしいキャラクターが人気の北口選手。
大会ではたくさんのファンと、カメラマン・記者に囲まれ常に注目の的に。
今季も世界大会で優勝
もちろん人気だけでなく実力も兼ね備えていて、今シーズンも世界大会で優勝。
当時、オリンピック「陸上女子・投てき」初の金メダルが期待されていました。
大会中に持ち歩く椅子
皆川さん
「これは何ですか?」
北口榛花選手
「これは自分のサイズの椅子です。自分のための椅子です。決して宣伝したいだけじゃなくて自分が座るための椅子です」
皆川さん
「骨盤が寝ないようにですよね?」
北口榛花選手
「後傾しないように。自分のすねの長さを測って自分のサイズにしてもらった椅子です」
皆川さん
「体のケアも含めてプロだなって印象があります」
北口榛花選手
「小さい頃からスポーツやっていたので、両親がケアに結構行かせてくれていて」
「狙える時に狙う」
皆川さん
「パリ五輪はどういう位置づけなのですか?」
北口榛花選手
「年齢的に頑張れば2大会行ける感じなので。でも東京五輪を経験して、やっぱり五輪は世界選手権とは全然違う試合だっていうのも行かなければ分からなかった、経験してわかったので、やっぱり狙える時に狙って取りたいっていうのはあるので、メダルは欲しいなと思います。五輪は特別な試合なんで、その環境だったり、全てを楽しめたらいいなっていう風には思いますね」
新潟県の皆さんにメッセージをとお願いすると、取材当時、はにかみながらも……
「でも新潟出身じゃないから、どうしたらいいんだろう。あの、新潟県の皆さん(笑)、いつも応援ありがとうございます。去年新潟をちょっとだけ旅行させてもらって、のどかで、ご飯が美味しいなと、シーズンオフの旅行だったので次のシーズンにすごくエネルギーになったので、とてもいい旅行になりました。パリでやっぱりメダルが欲しいですし、みんな金が一番いい色だっていうのは分かっているので、少しでも金に近づけるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」
「少しでも近づけるように……」そう語った2か月後、北口さんは一番いい色のメダルを手にしました。
(2024年7月9日「夕方ワイド新潟一番」放送より一部抜粋)
◆柔道女子48kg金メダル 角田夏実選手
パリオリンピック柔道女子48キロ級・金メダリストの角田夏実選手。
ことし10月、いとこでフリーアナウンサーの角田智美さんとテレビ新潟の情報番組「夕方ワイド新潟一番」に生出演しました。
「なっちゃん」、「ともちゃん」と呼び合う2人。角田選手は番組では新潟グルメのリポートにも挑戦するなど、柔道の試合とは違ったやさしい表情を見せていました。
パリオリンピックでは、いとこである角田アナはテレビで観戦。
角田アナ
「ずっと見ていました。第1試合からドキドキしながらハラハラしながら」
Q)当時、夏実選手とやり取りはあったのですか?
角田アナ
「事前はちょっとプレッシャーになったらかわいそうだなと思ったので、事前では連絡は控えて、終わってから疲れさま、おめでとうというLINEは送りました」
Q)夏実選手とは小さい頃からお付き合いがあったということですがどんなお子さん時代だったのですか?
角田アナ
「私と夏実選手は8コ離れているので、小さい頃から可愛い妹みたいな感じで、私の叔父である夏実選手のお父さんと私の弟が柔道をしているので、よく3人で乱取りごっこをしているのを私は見ていました」
◆食リポにも挑戦
番組出演の前に角田選手は、いとこの角田智美アナと新潟市内を散策、同番組の司会を担当する諸橋碧アナの案内で新潟グルメを取材していました。
8歳下の角田アナにとっては可愛い妹のような存在だという角田選手。
角田アナによると「(ことしは)5月に祖母の法要で会いました。普段はニコニコした子です。怖いとか強いとかいうイメージを持たれていますが、私にとってはいつまでも可愛い『なっちゃん』です」
一行が向かったのは新潟市中央区の「ピアBandai(万代)」。
ベニズワイガニやのどぐろなど新鮮な魚介類から野菜や惣菜、日本酒などのお土産まで並ぶ食の市場です。
「食べることが大好き」という角田選手は新米と新潟の代表的なグルメを堪能。
<角田夏実選手>
「新米、おいしい!ご飯だけでも一杯いけます!」
新米ご飯のステーキ丼を味わった食いしん坊の角田選手、金メダル級の食べっぷりを披露していました。
◆「ともえ投げのバリエーションを増やしたい」
午後4時前から始まった生放送では、ダブル角田のほっこり“いとこトーク”が展開され、和やかなムードに……。
柔道の今後について聞かれると「巴投げのバリエーションを増やしたい」と抱負を語っていました。
柔道で見せる真剣な表情とは違ってお茶目でキュートな角田選手から、今後も目が離せません。
(2024年10月10日「夕方ワイド新潟一番」放送より抜粋)
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