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終わり見えぬ除雪 積雪3メートル超えの阿賀町 高齢化で雪下ろしが大きな負担に《新潟》

TeNYテレビ新潟 / 2025年2月11日 19時55分

TeNYテレビ新潟

大雪のピークは過ぎましたが家の周りに雪が残っているという人も多いと思います。高齢化が進む阿賀町では雪下ろしが大きな負担となっています。祝日の2月11日も除雪作業に追われる現場を取材しました。

道路の左右に連なる雪の壁……11日朝の阿賀町・福取集落です。雪が降り続き、朝も住民たちは雪かきに追われていました。

阿賀町役場によると福取集落の積雪は2月8日時点で3メートルを超え、現在も家屋の1階が埋まるほど雪が降り積もっています。

ここまでの積雪は近年にはなかったということで、全国で家屋の倒壊が相次いだ昭和38年の豪雪を思い出したという住民もいました。

【住民は】

「(昭和の)38(サンパチ)豪雪以来。ここに家建てて40年ぐらい経つが初めてです。寿命が縮まる」

Q)家の上なんですか?

「もちろんです(屋根から)落ちた雪が下につまっちゃってこんなになっている」

【住民は】

「ことしはすごいね。この高さを見てもらえば分かるよね」

一方、 阿賀町津川では……住宅の屋根に上がり黙々と雪を下す人たちの姿がありました。

阿賀町が派遣する業者です。県は2月7日、大雪により家屋が倒壊する恐れがあるとして、阿賀町に災害救助法を適用すると発表しました。

これを受け、阿賀町は申請のあった世帯に対して雪下ろしなどの支援を始めています。

支援を依頼した女性は……

【依頼した人は】

「リビングから見ていると小屋の屋根が(雪で)いっぱいになって心配していたところだった」

「頼んでいいのかな……初めてだし思っていましたがいま考えると頼んでよかったなと」

災害救助法の適用で阿賀町が実施した屋根の除雪などの費用を県と国が負担します。

支援の対象世帯には条件があり、受け付け期間は2月13日までです。10日時点で560世帯から雪下ろしの申請が寄せられていて、町は2月16日までには全ての世帯で作業を終えたい考えです。

【阿賀町役場 総務課庶務防災係 薄 裕幸さん】

「『早く来てください』だとか業者が忙しくて手配できずどうすればいいかといった声をたくさんいただいている。なるべく早く雪下ろしに行かせていただきたいと思う」

大雪のピークは過ぎ今週の気温は平年並みか高いといいます。気象台は雪崩に注意するよう呼びかけています。

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