大学バスケで全米騒然の大乱闘 両軍入り乱れに現地も戦慄「何人もが顔面を殴打」

THE ANSWER / 2020年1月22日 21時3分

カンザス大とカンザス州立大の試合での乱闘場面【写真:Getty Images】

■NCAAのカンザス大VSカンザス州立大戦、ベンチ総出の大乱闘が勃発

 バスケットボール男子の全米大学体育協会(NCAA)の試合で、両軍入り乱れての大乱闘が勃発した。試合終了間際のプレーをめぐって選手同士が争いあう様を、複数の米メディアが報じている。

 両軍掴み合いの騒動が生じたのは、現地時間21日に行われたカンザス大VSカンザス州立大の試合。きっかけは、81-59とカンザス大リードで迎えた試合終了間際のプレーだった。残り5秒、カンザス州立大のダフアン・ゴードンが、カンザス大のシルビオ・デ・ソウザからボールをスティール。そのままレイアップシュートを放つも、守備で戻ったデ・ソウザがボールを強烈にはじき飛ばした。

 このプレーに場内が大歓声となる中、デ・ソウザがゴードンに詰め寄って何か言葉を浴びせていると、敵も味方もエキサイト。その場に集まり、コート外に流れ出る形でもみ合いとなった。殴る蹴るの応酬の中、デ・ソウザは椅子を投げつけようと頭上に掲げる姿が確認されるなど、特に興奮した様子だった。実際に椅子を投げることはなかったが、惨劇に対して実況も「これはいけない。よくない。実にひどい」と嘆いていた。

 実際の動画を米スポーツ専門局「ESPN」がツイッターで投稿。「カンザス州大とカンザス大の試合、ベンチは空になった」とほぼ全員が参加した乱闘を報じた。また米放送局「CBSスポーツ」は「ぞっとする光景だった。選手、コーチ、サポートスタッフが合わさり何十人もが加わった乱闘は、身体障がい者のために設けられた席近くまで及んだ」「両軍の選手が乱闘の輪から離れようとしても乱闘が広がり、何人もが顔面を殴打された」と惨劇を表現した。

 どうしてこのような大乱闘になったのか。「CBSスポーツ」は、そのきっかけはゴードンがデ・ソウザからボールを奪取したプレーにあり、ボールを奪われたことでデ・ソウザは守備に戻らなければならなくなったが、直後にプチンときてしまったようだと伝えている。

■首脳陣は謝罪、デ・ソウザは出場停止処分へ

 今回の大乱闘劇を受け、カンザス大のコーチを務めるビル・セルフ氏は「プレーヤーが(その場で)果たす役割もあった。映像ですべての角度から検証する」と語りながらも、「ただ、我々は間違っていた。どちらも言い分はあるだろう。それでも、そこにいたすべての人間が間違っていた」と話したという。

 また、同大のアスレティックディレクターを務めるジェフ・ロング氏は「結論として、カンザス州立大側に対して我々の選手数人が行ったことは受け入れられるものではない。それが今の自分たちの姿というわけではない」と謝罪したと伝えられている。

「CBSスポーツ」によると、デ・ソウザの出場停止処分は避けられないことになりそうだという。また、デ・ソウザは反スポーツ的行為としての警告を受けており、そのほか数人も出場停止処分を受ける模様で、ベンチを飛び出した全選手には退場処分が与えられたと伝えられている。(THE ANSWER編集部)

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