F1角田裕毅は「驚くべきことをする」 我慢のモナコ、初入賞8位を海外称賛「チーム引っ張ってる」

F1第8戦モナコGPに出場している角田裕毅【写真：ロイター】

■3戦連続入賞でドライバーズランキング10位

　自動車レースのF1は26日（日本時間27日未明）今季第8戦モナコGPの決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅（RB）は8位でフィニッシュ。自身モナコでの初ポイントを獲得した。海外のファンからは「驚くべきことをする小さなドライバーね」「いつも通りチームを引っ張ってる」と賛辞が次々に寄せられた。

　レースはスタート直後、いきなり赤旗が出て中断する波乱の展開。後方でペレス（レッドブル）がマグヌッセン（ハース）に突っ込まれスピンし、壁に激突してマシンが大破する衝撃的シーンが発生した。さらにガスリー（アルピーヌ）にチームメートのオコンが接触。後輪が浮き上がる場面もあった。モナコの狭いコースならではの事件が連続した。

　8番手からスタートした角田は、いずれのクラッシュにも巻き込まれなかった。40分近い中断ののちに再スタート。アルボン（ウィリアムズ）に迫られながらも我慢の走りで抑え込み、スタートと同じ8位でフィニッシュし3戦連続の入賞を果たした。今季19ポイントとしドライバーズランキング10位。ルクレール（フェラーリ）がポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を挙げた。

　RBが公式X（旧ツイッター）で「ユウキがさらにポイントを獲得」と角田の走りを紹介すると、海外のファンから多数コメントが集まった。

「ユウキがいつも通りチームを引っ張ってる！」
「チームに貢献してくれるチームメイトがいれば」
「たった一人でこのチームを背負ってる」
「ユウキィィィィ」
「驚くべきことをする小さなドライバーね」
「マシンを最大限に活かしている。その彼に確実なスポットが無いのはおかしい」

　また、親チームのレッドブルではペレスが早々にリタイアしたことから「もう彼にレッドブルのシートをあげてくれ」という声もあった。（THE ANSWER編集部）