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「いつの間にかまた大谷だらけになってた」 日米驚愕の「14/15」…得意の6月を前に示した復調

THE ANSWER / 2024年5月31日 8時13分

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

■10試合ぶり14号より…その前の“爆速安打”に驚愕

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地ニューヨークで行われたメッツ戦に「2番・DH」で先発し、5回に中前適時打、8回には出場10試合ぶりの14号2ランを放った。このうち5回の中前打は時速114.1マイル(約183.6キロ)の爆速打。ドジャースの今季打球速度ランキングは再び大谷だらけになっており、得意の6月を前にした復活の兆しと捉えることができそうだ。

 5回の打席、大谷は左腕ピーターソンが内角低めに投じたシンカーをとらえた。打球は二塁ベースの右をあっという間に抜ける中前打となり、二塁走者が生還。その後8回には右腕ロペスの外角シンカーを逆らわず逆方向へ。左翼席に飛び込む14号2ランとした。チームの10-3での大勝に貢献した。

 米国のデータ提供企業「コーディファイ・ベースボール」は公式X(旧ツイッター)で、今季ドジャース選手が記録した打球速度ランキングの上位15傑を発表。トップは大谷が4月27日(同28日)のブルージェイズ戦で放った右前打の119.2マイル(約191.8キロ)で、この日の安打は5位タイ。そして実にこのランキングは「14/15」を大谷が占めており、14位にキケ・ヘルナンデスがようやく入ってくる。

 これには日米のファンから「オオタニが多すぎる」「オオタニ、史上最高」「いつのまにかまた大谷だらけになってた」「バケモンや」と驚きの言葉が並んだ。

 5月下旬の大谷は精彩を欠いた。29日(同30日)までの7試合で残した成績は打率.226、1本塁打。一時は打率と本塁打の2部門でトップに立っていたが譲り渡した。走塁の際に脚に牽制球を受けたのが張りを招き、全力で走れなくなっていたのも響いた。

 いよいよ得意の6月を迎える。初の本塁打王に輝いた昨季は打率.394、15本塁打。自己最多の46本塁打した2021年は打率.309、13本塁打を残している。逆に言えば、タイトル獲得には6月こそがカギ。その直前に飛び出した超速打は、復調を告げるものと言えそうだ。(THE ANSWER編集部)

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