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女子ゴルフ会場の託児所に感謝続々「凄く心強い」 ママゴルファーたちが利用「パワーもらえる」

THE ANSWER / 2024年6月1日 18時30分

5歳の愛息子・龍之介君を託児所に預けて大会に出場した若林舞衣子【写真:大会提供】

■国内ツアー・ヨネックスレディスで託児所を設置

 女子ゴルフの国内ツアー・ヨネックスレディスは5月31日から、新潟・ヨネックスCC(6339ヤード、パー72)で行われている。会場には、選手や大会関係者のための託児所を初めて設置。利用した選手たちは感謝を語った。

 2年ぶりにヨネックスCCで開催された大会。「女性が輝く場を作りたい」という大会の意向により、託児所が設置された。ツアー通算4勝の35歳・若林舞衣子(ヨネックス)は、5歳の龍之介君を預けて出場。これまで別会場で4、5回利用したといい、初めてツアーの託児所に預けた時のことを明かした。

「最初は、保育園に入れる時と同じ気持ちというか、泣かずにいてくれてるかなとか、そういうのから始まりました。うちの子どもは、普段家の近くの保育園に預ける時よりも、『ママと一緒にゴルフ場の保育園に行く』というくらい、託児所に来ることは好きになりました。

 そうなるとこっちも連れていっていいんだと、楽な気持ちになります。普段の保育園は『行きたくない』と言う時もあるので、我慢してくれているんだなと思うけど、預けている時間は、朝から夕方までと普段とほとんど変わらないのに、託児所がある時は、『ママと一緒にゴルフ場の保育園に行く』と言うので、子どもも行きたいと言ってくれると預けやすいです」

 18年11月から産休制度を利用し、19年4月に第一子の龍之介君を出産。21年7月のGMOレディースサマンサタバサでは出産後初の優勝を果たした。今大会は通算2オーバーの80位で予選落ちとなったが、この日もスタートを見送ってくれたという。

「『頑張ってきてね』と一言くれるので、その言葉は凄く力になります。子どもの様子をすぐ見に来れますし、凄く心強いです」と励みに。「子どもを持ちながら試合に出場している選手が徐々に増えているのは良いこと。米ツアーみたいに毎試合あるのが当たり前になる環境作りができたら良いと思う」とツアー発展を期待した。


2歳の愛娘・咲凜(えみり)ちゃんを託児所に預けて大会に出場した神谷和奏【写真:大会提供】

■ママさんルーキーの神谷和奏も利用「家族のパワーをもらえている気がします」

 神谷和奏(ソニーネットワークコミュニケーションズコネクト)は、「今週は託児所があると聞いてより一層頑張ろうと思った」と主催者推薦選考会を突破。開幕後は2歳の咲凜(えみり)ちゃんを預け、「安心してプレーできる」と感謝した。

「離れて遠征している時より、一緒に会場まで来れているので、家族のパワーをもらえている気がします。離れている時は子どもも一人で頑張る力が身についてきますが、一緒に移動することによって、子どもいろんなことを経験して吸収しているので、成長を感じます」

 昨年11月のプロテストに合格した21歳のママさんルーキーは、1アンダーの50位で予選通過。「プロゴルファーとしての自分を忘れないように、トーナメント会場にいる時は選手としての気持ちを大切にして、今できることを精一杯やることを目標にしています。頑張っている姿を見せるのも母親の役目。優勝して子どもと一緒に写真を撮りたい」と目標を語った。

 国内のレギュラーツアーでは、2023年5月のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパス杯で初めて託児所を開設。産休制度など選手の子育てをサポートする日本女子プロゴルフ協会は、競技振興とスポーツ界全体の発展へ取り組みを進めている。(THE ANSWER編集部)

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