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今年の箱根駅伝で話題「山の名探偵」は研究熱心 早大・工藤慎作が2度目の山上りで目指すもの

THE ANSWER / 2024年6月2日 11時3分

男子1部・1万メートルに出場した早大・工藤慎作【写真:中戸川知世】

■陸上・関東インカレで輝いた選手たち 男子1部・1万メートル/早大・工藤慎作(2年)

 5月9日から4日間、行われた陸上の第103回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。2年ぶりに国立競技場で開催された熱戦を取材した「THE ANSWER」は文武両道で部活に励む選手や、怪我や困難を乗り越えた選手など、さまざまなストーリーを持つ学生を取り上げる。今回は男子1部・1万メートルに出場した早大・工藤慎作(2年)。箱根駅伝の5区で1年生ながら区間6位と好走し、“山の名探偵”として話題に。今大会は28分53秒41で13位。悔しさを滲ませたレース後には、2度目の箱根路に思いを馳せた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

 ◇ ◇ ◇

“山の名探偵”が国立競技場のトラックを駆け抜けた。昨年の6位超えを目指した工藤は28分53秒41の13位。終始、集団の後方~中盤につけたが、ペースが上がった後半についていけず。「あまり練習が積めていなくて、前半は余裕があったけど、後半に体が付いてこなかった」と冷静にレースを振り返った。

 今年の箱根駅伝の5区山上りで1年生ながら区間6位と好走。トレードマークのメガネに、主人公と名前が似ていることから人気漫画「名探偵コナン」になぞらえた“山の名探偵”の愛称で注目を集めた。「箱根駅伝は今までで一番観客の多い大会で特別なものがあった」と正月の風物詩を振り返る。


2度目の箱根駅伝では「山で今年以上の順位」を目指している【写真:中戸川知世】

 現在はトラックの練習が中心。山上りの練習と分ける必要があるが、「箱根駅伝5区の後半の下りではトラックでのスピードが生きてくる」と共通点も実感する。所属するスポーツ科学部では生理学やバイオメカニクスなどを学び、「客観的な分析や競技に直結する学びがある」と研究熱心な一面も覗かせた。

「名探偵コナンはあまり見ない。見るって言った方がウケ良いですかね」とはにかんだ19歳。まずは6月の日本選手権出場を目指し、2度目の箱根路にも思いを馳せた。「山で今年以上の順位を目指している。職人みたいな人が多いのでそういう選手に勝てたら」。夏を越え、極寒の箱根の山で主役を演じる。(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)

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