笹生&渋野ワンツーの裏で…V争い→9位転落、豪州選手に地元メディア落胆「衝撃的メルトダウン」【全米女子OP】
THE ANSWER / 2024年6月3日 12時3分
■最終日首位スタートのリーは78で2度目の優勝を逃す
女子ゴルフの今季海外メジャー第2戦、全米女子オープン(OP)は現地時間2日、米ペンシルベニア州のランカスターCC(6629ヤード、パー70)で最終日を行い、22歳の笹生優花(フリー)が逆転で2021年大会以来2度目の優勝を成し遂げた。2位にも渋野日向子(サントリー)が入り、日本勢ワンツーも達成。その裏では、2022年以来2度目の優勝を目指したミンジ・リー(豪州)が失速。優勝を逃し、豪州メディアも「劇的な屈辱」「衝撃的なメルトダウン」と嘆いていた。
豪州のゴルフ専門誌「ゴルフ・オーストラリア」が「ミンジー・リーは、日本のスター、ユウカ・サソウがペンシルベニアで開催された全米オープンで2度目となる優勝へ駆け上がったことで、劇的な屈辱を味わった」と伝えている。
3打差の5位から出た笹生は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算4アンダーとして逆転優勝。一方、3日目まで通算5アンダーで、最終日は首位タイから出たリーは1番パー4でバーディを奪う好スタート。その後はスコアを落としながらも上手いプレーで凌いでいたが、後半10番でバギーを叩いて笹生に並ばれ、12番、14番ではダブルボギーの大叩き。15番もボギーでこの日78とし、優勝争いから通算3オーバーの9位タイまで後退した。
特にリーのインに入ってからの崩れ方は衝撃的だったようで、記事は「キャリア3度目のメジャー制覇でオーストラリアのゴルフ界の王位に名を連ねようという望みは、ラウンド中盤の15分間の壊滅的なプレーで実質的に絶たれた」「10番で3パットのボギーで衝撃的なメルトダウンを招いてしまった」と嘆きの言葉を並べた。
一方で、笹生については「サソウが6番で4パットのダブルボギーを叩き、リーに4打差をつけられた時点で彼女(笹生)の勝利は、最もありそうにないものだった」と、逆転優勝を衝撃的なものとして紹介している。(THE ANSWER編集部)
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