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男子バレー日本、好敵手イランに3-0白星発進 石川祐希&高橋藍が合流即躍動、フェアプレーの応酬も

THE ANSWER / 2024年6月4日 20時46分

バレーボールネーションズリーグでイランに勝利した日本代表【写真:VNL提供】

■買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会

 バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会(西日本総合展示場)は4日、男子の予選ラウンド第2週が開幕。世界ランキング4位の日本代表は同16位イランに3-0で白星発進(25-23、25-22、25-17)した。日本男子は昨年10月にパリ五輪の出場権を獲得しており、今大会は金メダルだった1972年ミュンヘン五輪以来52年ぶりのメダル獲得に向けた前哨戦となる。

 客席で金色のバルーンスティックの音が鳴り響いた。日本は福岡大会から参戦した主将の石川祐希、高橋藍のほか、西田有志、小野寺太志、山内晶大、関田誠大、リベロの小川智大が先発。第1セット(S)は高橋がアタックを決めるなどサイド攻撃を仕掛け、コートを広く使った。13-11からは西田が強烈な一撃。早くもこの日5点目を奪った。ビッグサーブも連発。17-12から相手エース、アミン・エスマイルネザドに石川がブロックに入り、ガッツポーズを決めた。

 セッター関田が石川、西田、高橋ら万遍なく使い、25-23で先取。第2Sは平均身長200センチを超えるイランの壁に阻まれる場面が目立ったが、10-10から西田と山内の2枚ブロックでリードを奪った。互いにワンタッチを自己申告し、フェアプレーをした選手に出されるグリーンカードも出る展開。24-22から最後はボールが流れたところ、高橋が溜めをつくったアタックでブロックアウトを誘った。

 2S連取で迎えた第3S。6-5から西田はレシーブが乱れたものの、小川のトスを叩き込んで絶叫した。18-14から石川のノータッチエースが炸裂。最後は24-17から甲斐優斗がサービスエースを決め、会場を熱狂させた。

 会場外には試合開始の約2時間以上前から日本ファンが多数集結し、到着した選手が姿を見せると黄色い声援が飛んだ。客席は赤いレプリカユニホームを着たファンばかり。世界ランキングは日本がアジア勢トップの4位、イランが2番手の16位につける。昨年8月のアジア選手権で直接対決し、日本が3-0のストレート勝ちを収めた。好敵手を相手に、パリ五輪前の貴重な実戦となった。

 日本代表は昨年のVNLで銅メダルを獲得。主要世界大会で46年ぶりに表彰台に立った。今年はブラジルで行われた予選ラウンド第1週で3勝1敗。全ての予選ラウンド終了後、24日付の世界ランキングを基にパリ五輪の組み合わせが決まるため、52年ぶりのメダル獲得に向けても重要な大会だ。

 福岡大会で、日本男子は5日以降ドイツ、ポーランド、スロベニアと対戦。18日からフィリピン・マニラで開催される予選ラウンド第3週を経て、8チームが27日からポーランドで開催されるノックアウト方式のファイナルラウンドに進出する。なお、日本女子は残り4枠の五輪出場権を懸け、11日開幕の予選ラウンド第3週(福岡・西日本総合展示場)を迎える。(THE ANSWER編集部)

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