山本由伸7回0封、獲得逃したヤ軍の地元NYメディアも脱帽「FAで入団断った球界最高打線の球団に…」
THE ANSWER / 2024年6月8日 13時33分
■敵地ヤンキース戦で快投
米大リーグのドジャース・山本由伸投手が7日(日本時間8日)、敵地ヤンキース戦でメジャー自己最多106球を投げ、7回を2安打7奪三振無失点と快投。打線の援護なく白星は付かず、チームは延長11回にようやく均衡を破り、2-1で勝利した。敗れたヤンキースの地元メディアはかつて獲得を目指していた山本に脱帽した。
手厳しいNYメディアも認める快投だった。山本は伸びのあるストレートに手元で動くツーシームを織り交ぜ、巧みな投球術で相手打線を圧倒。4番スタントンのバットをへし折り、2回2死から12者連続アウトを奪った。7回もマウンドに上がり、最後は1死一塁から併殺締め。4試合連続100球超えの106球はメジャー移籍後最多の力投だった。打線の援護なく7勝目はお預けになったものの、昨オフのメジャー挑戦当時に獲得オファーを出したヤンキースに“恩返し”した。
米ニューヨーク州地元紙「ニューヨーク・デイリー・ニュース」は「ヨシノブ・ヤマモトがヤンキースタジアムデビューでエース級の活躍 ドジャースが11回にヤンキースに勝利」と山本を主語にした記事を掲載。ピッチングを取り上げた。
「フリーエージェントで入団を断った球団であり、球界最高の攻撃力を誇るチーム相手に25歳は106球中72球のストライクを投げ、7回0封の中でたったの2四球だった」と制球とテンポの良さを称賛。「抜群の制球力に加え、ヤマモトは6つの球種で7奪三振、球速も速かった」「素晴らしい投球をしたヤマモトは、防御率を3.00とした」。投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約509億円)で契約した右腕を手放しで称えた。
また、米ニューヨーク州地元紙「ニューヨーク・ポスト」も「試合前の選手紹介で地元ファンからブーイングを浴びたヤマモトは大舞台で躍動。7回2安打無失点、7奪三振2四球でメジャーリーガーとして最高の先発登板を見せた」と評し、「ヤマモトは重要な対戦に向け、モチベーションは高かったようだ」と伝えた。(THE ANSWER編集部)
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