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女子ゴルフで「100000分の1」の奇跡 “最下位”から大逆転「フェイクニュースかと…」海外驚き

THE ANSWER / 2024年6月10日 11時49分

米女子ゴルフツアーのショップライトLPGAクラシックで大逆転優勝を果たしたリネア・ストロム【写真:Getty Images】

■ショップライトLPGAクラシック

 米女子ゴルフツアーのショップライトLPGAクラシック最終日が9日(日本時間10日)、ニュージャージー州・シービューGCベイC(6197ヤード、パー71)で行われ、首位と7打差の52位から出たリネア・ストロム(スウェーデン)が大会コースレコードとなる1イーグル、9バーディーで回り、通算14アンダーでツアー初優勝を飾った。51人ごぼう抜きの大逆転劇に現地中継では「0.001%の確率」だったと報道。海外ファンからは「何という勝ち方!」「最下位から1番になった選手はいるの?」といった反響が寄せられている。

 予想外の結末が待っていた。決勝ラウンドに残った選手では最下位52位だったストロム。3番パー5でこの日の初バーディーを奪うと、5、6、8番でもバーディー。さらに9番パー5でイーグルを奪って前半を終えた。バックナインに入るとさらに猛チャージ。10、14番で伸ばすと、16番から上がり3連続バーディーで、何と「60」の大爆発。2日目の最終18番でバーディーを奪って何とか決勝ラウンドに進出したスウェーデン出身の27歳が大仕事をやってのけた。

 全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式X(旧ツイッター)は「ショップライトLPGAでのクレイジーな時間」「クラブハウスリーダーのリネア・ストロムが最終ラウンドで優勝する確率はわずか0.001%だった」とつづり、古江彩佳(富士通)のプレー中に映った中継画面の写真を公開。その中継では最終ラウンド前の各選手の優勝確率が紹介されており、首位スタートのジェニー・シンが30.5%で、以下メーガン・カンが11.9%、アルバン・バレンズエラが11.6%と続き、7位発進の古江が6.0%。ストロムは「0.001%」と表示されていた。

 LPGA公式SNSでは「LPGA史上初めて最終ラウンドで60をマークして優勝した選手」「リネア・ストロム、あなたは歴史の教科書に載るに違いない」とつづり、優勝トロフィーを手にしたストロムの写真を公開。100000分の1の確率を手繰り寄せたストロムに海外ファンからは「なんという勝ち方!おめでとう!」「おめでとう!!!素晴らしいラウンド」「決勝ラウンドで “最下位から1番 “になった選手はいるのかな」「信じられない。フェイクニュースかと思った」といった驚きと絶賛の声が寄せられている。

 2位に入った古江彩佳(富士通)も首位と3打差の7位から出て6バーディー、ボギーなしとほぼ完璧な内容だったが、それを上回ったストロムの大爆発。決勝に残った他の日本勢は、渋野日向子、西村優菜、西郷真央が揃って通算7アンダーの21位だった。(THE ANSWER編集部)

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