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韓国撃破のバレー日本、劣勢の第3Sを救った2人を眞鍋監督称賛「渡邊と宮部がよく頑張ってくれた」【ネーションズリーグ】

THE ANSWER / 2024年6月12日 21時27分

韓国戦で勝利した日本代表【写真:VNL提供】

■買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会

 バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会は12日、北九州市の西日本総合展示場で女子の予選ラウンド第3週が行われ、世界ランク6位の日本は同38位の韓国に3-0(25-16、25-16、25-23)で圧勝した。残り5枠のパリ五輪出場権を懸けた大一番。6大会連続五輪出場へ、ホーム初戦を終えて今大会7勝2敗とした。

 負けられない日韓戦で勝ち切った。石川真佑、主将の古賀紗理那を中心に得点。第1、2セット(S)をともに25-16で奪った。荒木彩花、林琴奈も加わる多彩な攻撃を展開。第3Sは劣勢が続き、なかなか主導権を握れなかったが、18-20から宮部藍梨の連続スパイクで追いつくと、石川の一発で再び21-20と逆転した。22-22からまたも石川、23-23から古賀が得点。最後は古賀のスパイクが決まり、熱狂に包まれた。

 眞鍋政義監督は会見に出席。「いつも言っていますが、各セットの前半、ラリーポイント制は先行逃げ切りが有利なので、入りを口酸っぱく言ってきた。(世界ランクの)ポイントのこともありますが、一戦一戦、目の前の試合に勝つことを言ってきた。その積み重ね。選手もポイント(が大事な試合)に慣れているので心配していなかった」と振り返り、こう続けた。

「今日の3セット目、両ミドルの渡邊(彩)と宮部(藍梨)を入れた。コンビが合っていなかったのでその2人を早めに入れようと。2人ともよく頑張ってくれた。相手がどうこうというより、日本ラウンド初戦で(日本の)サーブミスが多かった。エンドラインで伸びるものが多い。反対に韓国のものを結構触ってしまっていた。サーブ、レシーブを明日は注意したい」

 第3Sは粘りきり「昨年五輪予選でブラジル、トルコに惜しい試合をしながら五輪出場権を取れず、勝負強さは選手たちに何回も言ってきた。20点以降の点の取り方を意識して、ミスを少なくできたと思う」とチームの成長に納得顔を浮かべた。

 ホームの熱狂ぶりには「選手たちが久しぶりに意気揚々と楽しくやっているように見えた。あと3戦、選手の後押しをしてほしい」と希望。13日へ、「明日のカナダは間違いなく今、一番勢いがある。高さ、パワー、スピードで厳しい試合になると思う」と警戒した。

 五輪出場12枠のうち、すでに7チームが切符獲得済み。その他は今大会予選ラウンド終了時の6月17日付世界ランクで決まり、日本はアジア・オセアニアの最上位になるか、出場権のない国のうち上位3か国に入れば6大会連続出場が決まる。12日の試合前時点でアジアトップの6位につけていたが、7位の中国に0.07ポイント差に迫られていた。13日にカナダ、15日にセルビア、16日に米国と対戦する。

 韓国は21年東京五輪1次リーグで日本をフルセットで破り、4位と躍進した。しかし、世界的エースのキム・ヨンギョンらの代表引退で低迷。今大会はこの日の試合前まで1勝7敗と苦しみ、すでにパリ五輪出場の可能性は消滅した。日本にとって格下だが、世界ランク下位国に敗れると大幅にポイントがマイナスされるため、重要な一戦だった。

 VNLファイナルラウンドは、予選上位7か国と開催国の8チームが20日からタイで戦う。(THE ANSWER編集部)

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