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女子バスケ、世界3位撃破してもまず反省 高田真希「もっと守備をタフに」「3Pが入らない時に停滞」

THE ANSWER / 2024年6月20日 21時48分

オーストラリア戦に出場した日本代表の高田真希(左)【写真:Getty Images】

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 女子バスケットボールの世界ランク9位・日本代表は20日、北海道の北海きたえーるで国際強化試合に臨み、同3位オーストラリア代表に96-85で勝利した。7月末からのパリ五輪を見据えた一戦。12人の出場選手枠を巡る争いも最終盤に入り、各選手がアピールを繰り広げた。21日も同代表と対戦する。観衆は5476人。

 平均身長約182.3センチの豪州と同174.4センチの日本。林咲希らの3ポイントシュート(3P)で第1クォーター(Q)を22-19とリードし、主導権を握った。第2Q終了間際には、地元・北海道に凱旋した町田瑠唯がディープスリー。52-41で前半を折り返した。第3Qは3Pを立て続けに決められたが、山本麻衣や林の3P、馬瓜エブリンのドライブなどで加点。第4Qは宮崎早織がスピードを生かした突破からのアシストや得点で流れをつくり、川井麻衣や平下愛佳らベンチ組も得点した。

 フルメンバーではなかったとはいえ、世界ランク3位の豪州に勝利。金メダルを狙う日本が弾みをつけた。恩塚亨監督は試合後の会見で「大事にしたのは個人の強み、チームの強みを自覚し、どんな時でもそれを出すこと。ゲーム中、70%ぐらいはいい判断ができて、いいシュートが打てた」と評価。一方、「疲れてきた時にやるべきプレーができていないところがあった」と課題を口にした。高田真希は「いい部分もあるが、もっとディフェンスをタフにやらないと」と反省を述べた。

 チーム合計52本の3Pを放ち、20本を成功。成功率は38.5%。2ポイントシュート(2P)の21本(14本成功)の2倍以上の試投数だった。高田は「打てるシュートを打ち切ることはできた」と一定の評価はしつつ、「もっと2点(シュート)を取りに行けるところもあった。3Pが入らなかった時に停滞してしまうことが多いので、2点を取り切る動きが課題」と修正点を挙げた。

 日本は2月の最終予選で2勝1敗とし、パリ五輪出場を決めた。現地7月26日に開幕する五輪に向け、5月6日から第1次強化合宿をスタート。今月初旬に中国遠征を行い、世界ランク2位の中国に2連勝した。14日から第4次強化合宿が始まり、23人だった候補選手は16人に。7月上旬には五輪出場選手12人を決定する見込みだ。

 恩塚監督は選考の状況について、「一概には言えないが、見えてきたところはある。コンセプトに合っているかどうか。そのコンセプトをやり抜けるかどうか。良し悪しというより、合うか合わないかを評価したい」と語った。

 2021年東京五輪では男女通じて初の銀メダルを獲得。パリ五輪は7連覇中の絶対女王・米国、欧州の強豪ベルギー、ドイツと同じグループCに入った。初戦は現地7月29日の米国戦。目標は東京五輪超えの金メダルだ。同じく五輪出場権を持つオーストラリアは世界ランク3位の強豪。日本は昨年のFIBAアジアカップ1次リーグで対戦し、91-66で快勝した。(THE ANSWER編集部)

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