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男子バスケ日本、世界5位豪州に1点差激戦で逆転負け 富樫勇樹&富永啓生ら出場も…五輪前に高さに苦戦【強化試合】

THE ANSWER / 2024年6月22日 15時34分

バスケ男子日本代表の富樫勇樹【写真:Getty Images】

■日本生命カップ2024

 男子バスケットボールの世界ランク26位・日本代表は22日、北海道・北海きたえーるで国際強化試合に臨み、同5位のオーストラリア代表に89-90で敗れた。パリ五輪のメンバー選考にも関わる大事な一戦。主将の富樫勇樹、富永啓生らが奮闘し、満員の観客を沸かせた。23日も豪州と対戦する。観衆は6235人。

 第1クォーター(Q)、日本はジョシュ・ホーキンソンの得点で幕開け。主将・富樫が3ポイントシュート(3P)を連発した。速攻から途中出場した富永のディープスリーで会場騒然。27-15で入った第2Qは豪州ペース。日本も連係した守備で対抗したが、前半を47-38で終えた。後半も日本は得点できない苦しい時間が続いたが、河村勇輝がフローターを決めて打開した。

 ホーキンソン、渡邉飛勇、A代表デビューの山之内勇登らインサイド陣も奮闘したが、豪州の流れを止めきれず。61-58と3点差で最終第4Qに突入した。残り7分で66-68と逆転を許す展開。ホーキンソンの体を張ったレイアップで同点に追いついたが、3Pなどで突き放された。残り1分で4点ビハインド。29秒で2点差に迫り、富永がドライブで倒され、フリースロー2本で追いついた。

 しかし、残り15秒で3Pを決められて86-89。直後に富樫が3Pを打ち返したが、リングに嫌われた。残り3秒でフリースローを決められて万事休す。富樫が意地のディープスリーでブザービーターを決めたが、1点差に留まった。平均身長199.6センチの豪州に対し、日本は192.8センチ。奮闘したが、世界の壁に苦戦する結果となった。

 トム・ホーバス監督は試合後の場内インタビューで心境を問われ、「当たり前。勝ちたかった」と吐露。「負けて悔しいんですけど、こういう試合は勉強できる。チームがあまりつくれていないけど、これからですよ。私は全然ヘッドダウンしていないです。大丈夫です」と前を向いた。富樫は「代表活動最初の試合でチームに重さもあって、なかなかいいリズムでプレーできなかった。これからパリに向けて残り1か月、チームで必死に戦って準備したい。皆さんの期待に応えられるように明日も頑張ります」と力を込めた。

 昨夏のワールドカップ(W杯)で歴史的な3勝を挙げ、48年ぶりに自力で五輪出場権を獲得。しかし、豪州には1次ラウンドで89-109の完敗だった。今回の相手はNBA組不在の若手中心とはいえ、五輪切符を持つ世界ランク5位の強豪。パリ五輪で史上初のベスト8進出を目指すホーバスジャパンにとってメンバー選考の場にもなる連戦だ。

 五輪の出場選手枠は12人。北海道遠征前に4人がカットされ、16人が残った。28日にはレイカーズの八村塁、NBAで日本人最長の6季プレーした渡邊雄太の“NBA組”も合流予定だ。五輪の男子バスケは7月27日に開幕し、日本は開催国のフランス、W杯を制したドイツと同じB組。同組残り1枠には、7月2日からラトビアで開催される最終予選を制したチームが入る。

 女子代表も21日まで同地で豪州に2連勝していた。(THE ANSWER編集部)

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