「野球できんような体にさせる」 元大リーガーが語った乱闘の裏側…日本との違い「本気やから」
THE ANSWER / 2024年6月25日 16時33分
■西岡剛と素朴な疑問「これなんで?」を解消
日米の野球には多くの違いがあるが、多くの日本のファンが首をかしげるのが、死球を出した投手が謝らないという部分ではないだろうか。米大リーグの試合を配信している新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が展開する情報番組「MLB’s ON FLEEK」では、21日の放送分でこの謎に触れている。ツインズでプレーした西岡剛氏も「なぜなのか分からない」と口にした。
今回はMLBの中継で見られるふとした疑問「これなんで?」をクイズにして出題。投手がデッドボールを当てても謝らない理由について西岡氏は「謝らないのは知っているけど、なぜなのかがわからない」と首をかしげる。ただ、米国での経験から「わざと当てたと思われてしまうから?」と回答すると、これが正解だった。
MLBジャーナリストのAKI猪瀬さんは「日本人の感覚ではすごく不思議に感じると思うが、これはアメリカ文化によるもの。例えば、アメリカ旅行で交通事故に遭ったとしても、絶対に最初に謝っちゃダメ。謝った時点で自分に過失がなくても“あった”と認めたことになると言われているんです」と、文化の違いだと解説した。
番組MCを務めるお笑いコンビ・さや香の石井さんはこの回答を受け「アメリカでは、先に謝ったことで過失の割合が10対0になるのよ。でも『アイムソーリー法』という法律ができて、謝罪しても過失を認めたことにならなくなった」と豆知識を披露すると、相方の新山さんは「なんなん急に?アメリカの法律に詳しい人?」とツッコミを炸裂させた。
他にも様々な日米の考え方の違いが登場、引き分けが昨季のNPBでは19試合あった一方で、MLBでは1試合もなかったことを紹介。また石井さんは乱闘が気になる様子で「MLBではみんなが参加する。出ていかんかったら罰金とかある?」と疑問を口にすると、西岡氏が回答。
「状況にもよるけど、チームとして戦っているのであれば、乱闘の時はグラウンドに行くという考え方」「基本的には日本球界も一緒の考え方やけど、MLBは“本気”やから。『野球できんような体にさせる』ぐらいの気持ちでグラウンドに行く。それぐらい命をかけて野球をしてるという証拠」と説明している。(THE ANSWER編集部)
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