海外絶賛、男子バレー日本の「空飛ぶ忍者だ」「どこにでもいる」 劣勢で光った男に熱視線

カナダ戦に出場したバレー男子日本代表の山本智大【写真：VNL提供】

■ネーションズリーグ男子・ファイナルラウンド準々決勝

　バレーボールのネーションズリーグ（NL）は27日（日本時間28日）、男子ファイナルラウンド準々決勝がポーランド・ウッジで行われ、世界ランキング2位の日本代表が同9位のカナダを3-0（26-24、25-18、26-24）で下し、準決勝進出を決めた。第3セットではリベロの山本智大がスーパーレシーブを連発。海外ファンも「これぞまさにリベロ」「空飛ぶ忍者だ」と驚きの声を上げている。

　注目を浴びたのは2セットを連取して迎えた第3セット。21-22と劣勢の場面で、相手の強烈なサーブを山本が体を投げ出しながらも上げた。さらに続くクイック攻撃にも好反応で繋げたが、これで終わらない。相手がブロックした球だけでなく、スパイクにも反応。拾って拾って、最後は石川の得点につなげた。

　VNL公式インスタグラム等がこの場面を動画で投稿。「トモはどこにでもいる」と機敏な守備を称えると、海外ファンからも「最高のリベロだ!!!」「これぞまさにリベロ」「ヤマモトは日本チームの空飛ぶ忍者だ」「もし彼がこのVNLでベスト・リベロを受賞しなかったら、大騒ぎになるよ！」「ミスター・エブリウェア」「世界で最高のリベロだ……」「MVPだ」などとコメントが集まった。

　小川智大との熾烈な五輪代表リベロ争いでも注目され、山本が代表入りした。勝った日本は次戦、28日（同29日）に行われるスロベニア―アルゼンチン戦の勝者と決勝進出を懸けて戦う。（THE ANSWER編集部）