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6人救済で異例18人、男子1500mは飯澤千翔が大会新V SNSの憶測に警鐘「誰かを責めるのはやめて」【陸上日本選手権】

THE ANSWER / 2024年6月28日 19時45分

男子1500メートル決勝に出場した飯澤千翔【写真:奥井隆史】

■陸上日本選手権

 今夏のパリ五輪代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第2日が28日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われた。男子1500メートル決勝では、飯澤千翔(住友電工)が3分37秒08の大会新記録で優勝した。予選では転倒。一度は進路妨害で失格とされたが、抗議、上訴ののちに救済されていた。レース後のインタビューでは「誰が悪いということはない。誰かを責めるのはやめてほしい」とSNSでの憶測に対する警鐘も口にしていた。

 飯澤はラストスパートで抜け出し、後続に大きな差をつけて優勝。パリ五輪派遣標準記録の3分33秒50には届かなかったが、河村一輝が昨年記録していた3分38秒45の大会記録を破った。

 27日の予選2組では、1300メートル地点で転倒。オープン参加のキビリチに押される形になり、当初は原因が飯澤の進路妨害にあるとされ失格になった。しかし、その後の抗議と上訴が認められて救済。計6人の救済で、決勝は異例の18人によるレースになった。

 場内インタビューで深々と一礼した飯澤は「タイムは意識していなかった。大会新と知ってびっくりしている」と驚いた様子。「パリ五輪の標準はだいぶ厳しいと思っているが、日本記録(3分35秒42)は手の届くところに来ている。35秒を切ることを目標にやっていきたい」と話した。

 インタビューが終わろうとしたところで、自ら言葉を発し「予選でアクシデントがあって、SNS等でいろんな憶測が飛び交っている。誰が悪いということはない。誰かを責めるのはやめてほしい」とコメント。警鐘を鳴らしていた。(THE ANSWER編集部)

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