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バスケ日本代表に暗雲 渡邉雄太パリ五輪黄信号「死ぬ気で治します」6月初旬に左ふくらはぎ肉離れ告白

THE ANSWER / 2024年6月29日 18時21分

第3次強化合宿で代表に合流し、囲み取材に応じた渡邊雄太【写真:編集部】

■第3次強化合宿公開練習

 男子バスケットボールの世界ランク26位・日本代表は7月5、7日、東京・有明アリーナで同50位の韓国との国際強化試合に臨む。6月29日は味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)でこの日から始まった第3次強化合宿の一部を報道陣に公開。米プロバスケットボール(NBA)のレイカーズ・八村塁やNBAで日本人最長の6季プレーした渡邊雄太が合流したが、渡邊は6月上旬に左ふくらはぎ肉離れを負ったことを告白。パリ五輪に黄信号が灯った。

 公開された10分間の練習では八村の姿はなかったものの、渡邊や主将の富樫勇樹など最終候補16人に入ったメンバーが各自シューティングに励んだ。ただ、その後に挑んだ囲み取材で渡邊は自身の怪我を打ち明けた。

「隠すことではないのでここではっきり言わせていただきますが、実は6月のはじめくらいから怪我をしていまして、先週ぐらいに悪化させてしまいました。(五輪の)本番までに治す時間が無い中で、治るかどうかギリギリのところにいます」。怪我は左ふくらはぎの肉離れ。「最初に診断を受けた時、最大8週間と言われた」というが、リハビリ中に悪化させてしまったという。7月の強化試合2試合は回避が確実となった。

 それでも「昨年も同じように本番前に怪我して本番ギリギリのところでやり切ったので、そういう経験値があることをプラスに捉えて。ちょっと焦ったりとか、このタイミングなので苛立ちとかもありますが、それを言い出してもしょうがないので」と努めて前を向いた。その後、自身のXを更新し、ファンに怪我を公表。「今はとにかく治療して、オリンピックまでに死ぬ気で治します」とつづった。

 来季からBリーグ入りを明言している渡邊は東京五輪、昨夏のW杯でも代表入り。W杯ではエースとして48年ぶりとなる自力での五輪出場権獲得に大きく貢献した。NBA6季目の今季は3月に負傷離脱して以降22試合連続で欠場したままシーズンエンド。4月20日にはインスタグラムで生配信を行い、「メンタル的なこと」もあり休養していたことを明かした。

 日本代表は7月5、7日に同50位の韓国代表を有明アリーナに迎え、パリ五輪に向けた国内最後の国際強化試合を行う。五輪の男子バスケは7月27日に開幕し、日本は開催国のフランス、W杯を制したドイツと同じB組。同組残り1枠には、同2日からラトビアで開催される最終予選を制したチームが入る。目標は史上初のベスト8進出だ。(THE ANSWER編集部)

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