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パリ五輪黄信号の渡邊雄太復帰を「信じている」 主将・富樫勇樹は信頼「最悪の状況も考えながら…」

THE ANSWER / 2024年6月29日 20時17分

取材に応じた日本代表の主将・富樫勇樹【写真:編集部】

■第3次強化合宿公開練習

 男子バスケットボールの世界ランク26位・日本代表は7月5、7日、東京・有明アリーナで同50位の韓国との国際強化試合に臨む。6月29日は味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)でこの日から始まった第3次強化合宿の一部を報道陣に公開。米プロバスケットボール(NBA)のレイカーズ・八村塁やNBAで日本人最長の6季プレーした渡邊雄太が合流したが、渡邊は6月上旬に左ふくらはぎ肉離れを負ったことを告白。パリ五輪に黄信号が灯った。

 公開された10分間の練習では八村の姿はなかったものの、渡邊は笑顔でトム・ホーバス監督らと談笑。主将の富樫勇樹らがシューティング練習を行う姿を近くで見届けた。その後に挑んだ囲み取材で渡邊は自身の怪我を打ち明けた。

「隠すことではないのでここではっきり言わせていただきますが、実は6月のはじめくらいから怪我をしていまして、先週ぐらいに悪化させてしまいました。(五輪の)本番までに治す時間が無い中で、治るかどうかギリギリのところにいます」。怪我は左ふくらはぎの肉離れ。「最初に診断を受けた時、最大8週間と言われた」というが、リハビリ中に悪化させてしまったという。7月の強化試合2試合は回避が確実となった。

 それでも「昨年も同じように本番前に怪我して本番ギリギリのところでやり切ったので、そういう経験値があることをプラスに捉えて。ちょっと焦ったりとか、このタイミングなので苛立ちとかもありますが、それを言い出してもしょうがないので」と努めて前を向いた。その後、自身のXを更新し、ファンに怪我を公表。「今はとにかく治療して、オリンピックまでに死ぬ気で治します」とつづった。

 事前に怪我の話を聞いていたという富樫は「ここまで酷い怪我だとは全員思っていなかった。このキャンプで(八村)塁と合流して一緒に練習開始できると思っていた」と明かす。「自分の体と相談しながらになると思うが、雄太は最大限の努力をしてくれると思う」としつつ、「もちろん最悪の状況も考えながらやっていくしかない」と渡邊不在で五輪に臨まなければならない可能性にも言及した。

「オフコートでも雄太の存在はチームにとって大きい。1か月一緒にチームを作っていく上で大事な存在」と主将は強調。「戻ってきてくれるんじゃないかなと信じています」と渡邊への信頼を口にした。一方、「北海道(での22、23日の国際強化試合)終わりに、全員に塁、雄太が合流しても今までのプレーを忘れずに遠慮せずにやってほしいと伝えた」と“NBA組”に頼りすぎない姿勢も示した。

 日本代表は7月5、7日に同50位の韓国代表を有明アリーナに迎え、パリ五輪に向けた国内最後の国際強化試合を行う。五輪の男子バスケは7月27日に開幕し、日本は開催国のフランス、W杯を制したドイツと同じB組。同組残り1枠には、同2日からラトビアで開催される最終予選を制したチームが入る。目標は史上初のベスト8進出だ。(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro-Muku)

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