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バレー日本の異次元プレーに「正気じゃない」 海外実況は恍惚「ジャパーン!ジャパーン!」絶叫連発

THE ANSWER / 2024年6月30日 11時47分

スロベニア戦で粘りのプレーを見せたバレー男子日本代表【写真:VNL提供】

■ネーションズリーグ

 バレーボールのネーションズリーグ(NL)は29日(日本時間30日)、ポーランド・ウッジで準決勝が行われ、世界ランク2位の日本代表が同3位のスロベニアをセットカウント3-0(25-21、27-25、31-29)で完勝。史上初の決勝進出を決め、銅メダルを獲得した昨年から2年連続のメダルを確定させた。第2セットには実に50秒に及ぶ超ロングラリーが展開され、海外実況も「正気じゃない!」と大興奮だった。

 いったい、いつまで続くのか。衝撃のラリーは第2セット、日本が22-23で追う場面。スロベニアのサーブから日本のアタックをスロベニアが拾うと、驚きの展開になった。相手のアタックをリベロの山本智大、石川らが次々にコートに飛び込んで拾っていく。負けじとスロベニアも粘る。ボールが5回、10回とネットを越えても一向に決まらない。時間を追うごとに会場は大歓声。しかし、最後は石川が強烈なスパイクを決め、長い長い異次元ともいえるラリーを完結させた。

 決着までに要した時間は、実に50秒。試合を中継したスイスのバレーボール専門メディア「バレーボール・ワールド」の英語実況席も大興奮の連続だった。女性アナウンサーが「オオ、冗談でしょ!これは正気じゃない!」「イエース!信じられない!日本はどこにでもいる」「クレイジー!」などと絶叫。同席した男性も声を裏返しながら、戦況を見守った。

 石川が決めると女性アナウンサーが「Ohhhhhhh ジャパーン!」と絶叫。男性が「彼らはここにも、そこにも…」と口にすると、女性も声を合わせて「どこにでもいる! ジャパーン! ジャパーン!」と連呼した。男性は「なんてこった」と感嘆。リプレー映像も興奮しながら確認すると「これは……信じられないバレーボールだ」と恍惚としてつぶやいた。

 ここから日本は逆転で第2セットをモノにしただけに、チームにとっても大きかった1ポイント。決して諦めない、粘りのバレーを象徴するプレーで大会史上初となるファイナルに日本が駒を進めた。主要国際大会では金メダルを獲得したミュンヘン五輪以来52年ぶりの快挙に。パリ五輪の前哨戦で歴史的1勝となった。30日(日本時間7月1日)の決勝では同5位のフランスと対戦する。(THE ANSWER編集部)

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