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5位完敗・桐生祥秀、28年ロス五輪挑戦は明言せず「わからない」 パリ五輪リレーは意欲「選ばれれば仕事する」【陸上日本選手権】

THE ANSWER / 2024年6月30日 18時52分

男子100メートル決勝、ゴール後に笑顔を見せた桐生祥秀【写真:奥井隆史】

■陸上日本選手権

 今夏のパリ五輪代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権最終日が30日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われた。男子100メートル決勝では、坂井隆一郎(大阪ガス)が10秒13(向かい風0.2メートル)で優勝。10秒14で2位の東田旺洋、3位の柳田大輝との超接戦を制した。自己ベスト9秒98を持つ28歳の元日本記録保持者・桐生祥秀(日本生命)が10秒26の5位。完敗に終わり、個人種目でのパリ五輪出場は極めて厳しくなった。レース後「ロス五輪まで本当は目指したいんですけど、それがどうなるかわからない」などと語った。

 雨の新潟。緊張感が漂う中、3選手が競り合う超接戦。桐生はスタート自慢の坂井に先行を許した。中盤から集団に迫ったが、最後は競り負け。「一生懸命、全力で走って負けました。そんな感じですね。もう出し切りました。今の僕の出せる部分は出した」と充実感を漂わせた。

「すごいワクワクしましたね。これに結果がついてきたらめちゃくちゃいいんですけど、でもワクワクして、こうやって日本選手権のスタートに立つのっていつぶりかなと思って。東京五輪はワクワクしてないし、そこからオレゴンもいろいろありながら、こういうのいいなと思いながら終わった後『足速くなりてぇ』と思いましたね。順位はもちろん悔しいですけど。

 もし体調が予選からよくなくて、もし負けてたら終わっているかもしれない。俺、今日ほんとに全力で走りました。で、負けました。もう次、秋のシーズンで速くなるしかない。一旦、休みますけど、秋のシーズンへ練習を積めば速くなると思う。負けないように走りたいと思います」

 4年ぶり3度目の日本一が懸かった桐生は、29日に予選を10秒21(追い風0.3メートル)の組1着、準決勝を10秒20(追い風0.1メートル)の組2着で突破。優勝なら個人種目での五輪出場に可能性を残していたが、5位で極めて厳しくなった。28年ロス五輪には挑戦意欲を垣間見せながら、明言はしなかった。

「東京五輪が終わってからパリまで続けるかわからなかった。でも、パリがあるからとりあえず今年までやってみようと。今、終わった時に『うわ、もう1回オリンピック目指したいな』と思って。まあ、ロス五輪まで本当は目指したいんですけど、それがどうなるかわからない。来年から世界大会が東京であったり、次はアジアがあったり。一年、一年しっかりやってロスが来たらいいなぐらいですかね」

 男子100メートルは最大3人の出場枠のうち、5月末に9秒99を出して参加標準記録10秒00を切ったサニブラウン・ハキームが代表権を獲得し、今大会を欠場した。残る選手は今大会で参加標準記録を突破した上で優勝すれば即時内定。またワールドランキングでも可能性を残すため、今大会の成績が重要だった。

 9秒95の日本記録保持者・山縣亮太、自己ベスト10秒01の多田修平の東京五輪代表2人はコンディションが整わず今大会を欠場。パリ五輪挑戦を断念した。日本歴代3位タイの9秒98を持つ小池祐貴は今大会準決勝で敗退。東京五輪に出場した3人が個人種目で切符を逃していた。

 桐生は4×100メートルリレーで代表入りする可能性もある。「選ばれればもちろんしっかり仕事しますし、それに合わせて調整しないといけない。カーブはアキレス腱を痛めてから1回も練習してない。走るとしたら3走だと思うんで、100メートルの練習じゃなくてリレーの練習に切り替えると思います」と語った。(THE ANSWER編集部)

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