「これは2人で取った賞！」 男子バレー日本、落選した戦友を称える名言に反響「2人の絆に感動」

NLで銀メダルを獲得した男子バレーボール日本代表【写真：VNL提供】

■ネーションズリーグ決勝

　バレーボールのネーションズリーグ（NL）は30日（日本時間7月1日）、ポーランド・ウッジで決勝が行われ、世界ランク2位の日本代表が東京五輪金メダルで同5位のフランスにセットカウント1-3（23-25、25-18、23-25、23-25）で敗れたが、大会初の銀メダルを獲得した。リベロの山本智大は自身のインスタグラムを更新。大会のベストリベロ受賞を報告し「ここまで2人で世界と戦ってきた戦友！」と記して、ともにチームを支えた同じリベロの小川智大を称えた。

　清々しいフィナーレだった。フランスと接戦を繰り広げながらも、敗れた日本。山本は粘り強い守備でチームを支え、大会後の表彰式ではベストリベロに選出された。自身のインスタグラムには、会場でメダルを首にかけて撮影したチームメートとの記念写真や、ベストアウトサイドヒッターに選ばれた石川祐希との2ショット写真などを公開した。

　その中で際立ったのは、同じリベロで切磋琢磨してきた小川とのショット。表彰式直後の石川、高橋藍も交えた4ショット写真では小川が山本を指差しながら称賛。さらに表彰式後と見られる舞台裏では、チームシャツに着替えて2ショット写真に納まった。ここでも小川がベストリベロの記念盾を手にしながら山本を称えるポーズを見せていた。

　山本は自身のインスタグラムに6枚の写真を公開。「ネーションズリーグ2位で終わりました！　たくさんの応援ありがとうございました」とつづると、こう続けた。

「また、ベストリベロも頂きました　これは小川智大と2人で取った賞です！　ここまで2人で世界と戦ってきた戦友！　毎日切磋琢磨して高め合ってきたとも！　彼の存在は本当に偉大で、リスペクトしている！　彼の思いも背負ってオリンピックも戦うんだと強く思った！」

　ネーションズリーグではともにチームを支えた2人だが、小川はパリ五輪代表メンバーから落選。それだけに山本の思いもひとしおだ。

　この投稿に日本人ファンも感動。「銀メダルと戦友（小川選手）との切磋琢磨で勝ち取ったベストリベロ賞　おめでとうございます」「ほんと二人でとった賞、ステキです！」「智大はふたりでひとつ！　リベロズ最高」「W智大の関係性めちゃかっこいいです（涙）」「2人の絆に感動しました」といった反響が寄せられている。（THE ANSWER編集部）