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渡邊雄太、米国で絶賛されたNBA選手の「99%がやらない」プレー バカにされても「また跳びます」

THE ANSWER / 2024年7月2日 14時3分

NBA時代のプレーを振り返る渡邊雄太【写真提供:(C)AbemaTV,Inc.】

■ABEMAが7月1日から密着番組「渡邊雄太 不屈の挑戦」を3日連続配信

 新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、バスケットボール男子日本代表の渡邊雄太のハワイでの自主トレーニングの様子に追った密着ドキュメンタリー「渡邊雄太 不屈の挑戦|バスケ☆FIVE 特別版」を今月1日より3日連続で配信予定。1日には「#1」が配信された。

 渡邊は今季限りで所属していたグリズリーズを退団し、6年間のNBA生活に終止符を打ち、来季からBリーグ参戦を予定している。去就にも注目が集まる中、ABEMAは5月にハワイで取り組んでいたトレーニングに密着。パリ五輪を直前に控えた今を追った。

 どんな逆境でも諦めない不屈の精神がNBAでも評価されてきた渡邊。そのルーツは幼少時代の父との特訓にあった。小学校時代、渡邊が「NBA選手になる」と父・英幸さんに誓ってから、「お前が真剣だったらいくらでも付き合ってやる」と2人の血の滲むような特訓の日々が始まった。

 毎日朝6時に小学校の校庭にやってきてはドリブルなどの練習を続けたが、バスケットゴールがない。そこで英幸さんが考案したのが電柱をゴールに見立てての練習。電柱に向かってシュートを放つ練習を当時の渡邊少年は繰り返し行っていた。「リングがないのを理由にしたくなかった」と自身も実業団のバスケットボール選手として、環境に恵まれないながらも努力をし続けてきた父に“不屈の精神”を教え込まれた。

 練習について渡邊は「ボールをまっすぐ飛ばさないと、あっちいったりこっちいったりして大変なので、電信柱を通して、まっすぐ投げる技術を学んだ」と振り返った。

 渡邊のNBA在籍3年目、ラプターズ時代に全米から認められたプレーがあった。相手がダンクシュートを決めるべく、勢いよく走り込んできたところで果敢にブロック。結果は渡邊が無惨に吹き飛ばされ、ダンクシュートを決められたが、このプレーで周囲の見る目が変わったという。

「あの場面、NBA選手の99%は絶対にブロックに飛ばない。ダンクをされたらいろんな人にバカにされる」。こう振り返る渡邊は続けて「僕はまた跳びます。避けるという選択肢は絶対にありえない」と同じシチュエーションが来てもアグレッシブなプレーをすると語った。このプレーは米メディアで絶賛され、現地ファンの心に刺さった。

 渡邊自身が振り返る、NBAの6年間でのベストプレーは、ネッツ時代の対ラプターズ戦。1点差で追う展開で、残り14秒で逆転の3Pシュート。この時、渡邊にパスを出したのはNBAやオリンピックで優勝経験のあるカイリー・アービングだった。

「実際あの場面、カイリーもシュートにいけた。でもコーナーで僕が空いたのを見つけてパスをしてくれて本当に嬉しかった」

 古巣ラプターズの本拠地で見せたプレー。「アウェイだったので、盛り上がるというよりは、逆に『やられた』って感じの声が心地よかった」と固唾を飲んで見つめていたファンの反応、コートの空気感を振り返り「リスペクトしてくれているからこそ、あの反応なんだと思います」と話した。(THE ANSWER編集部)

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