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高卒1年目の打球に衝撃「ヤバい」 二塁を守った西岡剛が“硬直”した甲子園球場での出来事

THE ANSWER / 2024年7月2日 17時3分

ピッチトンネルを開設する西岡剛氏【写真提供:(C)AbemaTV,Inc.】

■情報番組「MLB's ON FLEEK」#11

 新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、今シーズンのメジャーリーグベースボール(MLB)の日本人選手の活躍や試合の見どころをまとめた情報番組「MLB’s ON FLEEK」#11を、6月28日正午に放送した。MLBにおける「選手の評価基準」にフォーカス。いまMLBで評価される能力はどのようなものなのかを深掘りし、投手と打者それぞれの最新評価基準が解説された。

 打者の新たな評価基準として話題になったのは「打球速度」。天の声を務めるMLBジャーナリストのAKI猪瀬氏は「今季、大谷翔平選手が痛烈な“弾丸ゴロ”を放ち、野手のグラブを弾いて、ライトフェンスまで到達する二塁打となった」と回顧。。打球速度が速いほど野手の間を抜け、長打となる確率が高くなることを指摘した。

 昨季の打球速度ベスト5を見ると、1位はブレーブスのロナルド・アクーニャJr.が記録した195.1キロ、大谷は4位で190.9キロだった。MLBでプレー経験のある西岡剛氏に、番組MCを務めるお笑いコンビ・さや香が現役時代に印象に残った打球を質問。西岡氏は「当時カージナルスにいたアルバート・プホルスの打球が、ショートを守っていて怖かった。本当にビビった」と明かした。

 続けて西岡氏は「一番速い打球を見たのは、阪神甲子園球場なんです」と切り出し、「交流戦で、ピッチャーは阪神の藤浪晋太郎投手、バッターは当時日本ハムにいた大谷選手で高卒1年目同士の戦いだった。その試合でセカンドを守っていたが、僕の1メートル横を大谷選手が打った弾丸ライナーが抜けていった。もう動けなかったですね。その打球を見た時に、『大谷ってヤバい』と思った」と当時を回顧。さや香の2人は「スゲーなぁ」と目を丸くした。

 続いて、投手の新評価基準は「“ピッチトンネル”にどれだけ通せるか」と紹介。ピッチトンネルとは、すべての球種を打者から7メートル先まで同じ軌道で投球し、球種を見極められないようにする理論のことだ。

 AKI猪瀬氏は「例えば、打者から10メートル先の位置から球が曲がり始めると、瞬時に球種を見極められて打たれてしまう。この距離が7メートルになれば、打者は対応が難しくなる」と解説。西岡氏は「打者も打席に立った時に“枠”を頭の中に描いている。その枠の中に球が通ったら、ストライクだと思って反応する」と補足した。さらに「ドジャースの山本由伸投手のスローカーブは枠から飛び出した軌道を描く。だから、打者はボールだと思って見送ると、突然大きく曲がってストライクになってしまうんです」と説明した。

 西岡氏が対戦した中で“最も打者の手元で急に球が曲がる投手”については「パドレスのダルビッシュ有投手」と指名し、「これ以上の投手はいない。しかも、あえて曲がりを早く見せる投球も出来る。打者からすると、『ダルビッシュがそんなに早く球を曲げてくるなんて、ありえない』と思ってしまうから、体が固まってしまう」と証言した。

 さや香の新山は「スゴ! それも出来るんや!」と驚きの声を上げ、相方の石井も「“大喜利の鬼”である笑い飯の西田さんが、全裸で笑いを取り出して、『そっちのお笑いも出来るんや!』とビックリするみたいな感じね」と所属事務所の先輩で例えて笑いを誘った。

 そのほかにも、日米球界の評価基準の違いについて、西岡さんは「日本球界では“打率”が評価されるけど、MLBではフォアボールを選ぶことを含めた“出塁率”が一番重視される」と語った。(THE ANSWER編集部)

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