「日本人しかやらないと…」 欧州サッカー敗戦国の善行が「まさに一流」「国の印象変わった」

サッカー欧州選手権に出場したルーマニア代表【写真：ロイター】

■試合後ロッカーとは

　サッカー欧州選手権で敗退した国の善行が海外で話題を集めている。ルーマニアは2日の決勝トーナメント1回戦でオランダに0-3で敗戦。ベスト16で姿を消したが、試合後のロッカーは美しく片づけられていた。手紙も残し、海外ファンからは「日本人しかやらないと思ってた。凄い」と反響が広がっている。

　全てを整え、会場を去った。試合後のロッカールーム。荷物はもちろん、ゴミ一つないようだ。ハンガーや椅子も並べられ、中央の机には手紙が。8強進出を逃したルーマニアが残したものだった。

　画像を公開したUEFA（欧州サッカー連盟）公式SNSは、文面に「完璧なゲストたち」と記して投稿。「ロッカーをピカピカにし、ホスト国ドイツへ感動的な手紙をしたためて去っていった」と紹介した。

　手紙には「EURO2024は我が国のサッカー史において最も重要な経験の一つで、その舞台を提供していただいたドイツに喜ばしい気持ちでいます。すべての試合、瞬間、経験がサッカーの魔法の下、私たちを団結させました」と感謝の言葉などがつづられていた。

　UEFA公式Xには、海外ファンからは「日本人しかやらないと思ってた。凄い」「ヨーロッパの中の日本」「日本代表みたい」と称賛の声も。その他SNS上にも「フェアプレー賞をあげて」「まさに一流」「ルーマニアの印象、めちゃくちゃ変わった！　素晴らしい人たち」「信じられないほど感動的」と感動のコメントが相次いだ。

　美しいロッカーといえば日本代表が毎回のように国際大会で話題になる。そんな様子を想起した人も多かったようだ。（THE ANSWER編集部）