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女子バスケ日本戦で33得点 「1人だけ別次元」話題の18歳大器が日本に刺激「再建期の我々の参考に」

THE ANSWER / 2024年7月7日 13時2分

女子バスケ日本戦に出場したニュージーランド代表のローレン・ウィッティカー【写真:Getty Images】

■三井不動産カップ(東京大会)

 世界ランク9位のバスケットボール女子日本代表は6日、東京・有明アリーナで同26位ニュージーランドとの国際強化試合に92-50で勝利した。125-57だった4日に続く連勝。大敗したニュージーランドだったが、身長193センチのローレン・ウィッティカーが33得点12リバウンドのダブルダブルで存在感を放った。18歳の有望株は「アメージングな雰囲気だった」と日本の熱狂的な観衆に感謝した。

 才能は誰の目から見ても明らかだった。先発したウィッティカーはチーム最長身193センチ。馬瓜エブリンを弾き飛ばしてボールを確保すれば、ダブルチームをかけられてもお構いなしにレイアップを決めた。高さを生かしたパスを飛ばせば、3ポイントシュート(3P)も5本中3本成功。「アグレッシブな気持ちで臨んだ」。両軍最多の33得点12リバウンドに加え5アシストも記録し、一人、気を吐いた。

 4日の第1戦でも20得点4リバウンドと奮闘したが、3P成功率45.5%をマークした日本に68点差をつけられて完敗。「日本のチームはアメージングだった。素晴らしい3P成功率があり、ボールを素早く動かし、チームとして機能していた。再建期にある私たちニュージーランドにとって、本当に参考になる、目指したくなるプレーをしていた」。謙虚な口調で、2試合で受けた刺激を振り返った。

 今年10月に19歳になる若手有望株は、全米体育協会(NCAA)1部のゴンザガ大に所属。1年目の23-24シーズンはレッドシャツ制度により出場せず、24-25シーズンのデビューを目指す。昨年は世界24か国から38人が集まるNBA、WNBA、FIBAのグローバルキャンプにニュージーランドから唯一招待された。「まだ大学に入ったばかりだけど、いつかWNBA、プロの世界でプレーできたら嬉しい」と夢を語る。

 有明アリーナでの2試合はともに1万人を超える観衆に囲まれた。「イキイキとした何千人という人の前でプレーする機会はなかなかないもの。じっくり味わっていたの。アメージングな雰囲気だった。私たちにもとても支援的だったし、日本は最高。本当に感謝しているわ」と18歳らしい感想。X上でも「1人だけ別次元」「本当に脅威」と日本のファンを驚かせたウィッティカーの将来が楽しみだ。(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro-Muku)

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