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河村&ホーキンソンが絶賛する20歳 五輪へ当落線上、ジェイコブス晶が垣間見せた「無限大の可能性」

THE ANSWER / 2024年7月8日 7時43分

韓国代表戦に出場した日本代表の選手たち【写真:Getty Images】

■SoftBank CUP 2024(東京大会)

 世界ランキング26位のバスケットボール男子日本代表は7日、東京・有明アリーナで同50位の韓国と国際強化試合を行い、88-80で勝利した。パリ五輪のメンバー選考にも関わる大事な一戦。各選手が最後のアピールを繰り広げる中、当落線上にいる最年少のジェイコブス晶が光るものを見せた。主力の河村勇輝もジョシュ・ホーキンソンも、可能性を秘める20歳の実力を高く評価している。

 確かな成長を示した。第1クォーター(Q)残り6分2秒で登場したジェイコブスはオフェンスリバウンドからホーキンソンの得点をアシスト。間隙を縫って豪快なダンクを決めたかと思えば、河村のパスを受けて3ポイントシュート(3P)を打ち切り、観客を熱狂させた。「前よりはよく動けたので嬉しい」。100%は見せられなかったとしつつ、3P2本を含む8得点7リバウンドの結果に笑みを浮かべた。

 6月23日、豪州との強化試合では9分20秒の出場で4リバウンドも無得点。2本放った3Pは不発に終わった。身長203センチ、体重101キロの体格を生かしたインサイドプレーで奮闘したが、それは最低限。「僕はシュートが入らないと使えない」。シューターの役割を果たせず、唇を噛んだ。「正直そこで終わったと思った」。最終候補16人に残った後の29日の公開練習では、率直に驚きの感想を漏らした。

 五輪の出場選手枠は12人。現状からさらに4人が削られる。当落線上にいることは自身が一番理解している。韓国との2連戦はともに23分を超えるプレータイムをもらい、5日の初戦は9得点7リバウンドを記録。課題の3Pは前半4本連続で失敗したものの、第3Qに1本、第4Qに2本成功させた。主力のホーキンソンも「『次は入る』と信じて打ち続けるメンタリティに感銘を受けた」と誇らしげに頷く。

 ホーキンソンは2戦連続で7リバウンドを記録したことも高く評価。昨夏のワールドカップ(W杯)前に代表候補に入った時から1年間のジェイコブスの成長ぶりを絶賛し、「彼の可能性は無限大(the sky is the limit)」と将来を楽しみにした。横浜BCでかつて同僚だった河村も「ここ最近練習の中で一番シュートが入っていた」と後輩の好調ぶりに舌を巻き、試合でも結果を出したことを称えた。

 W杯では富永啓生と並んで最年少だった23歳の河村。自身の経験も踏まえ「1つの試合の成功例が、若いからこそ凄く成長に繋がる。そういう時期に今、彼は差しかかっているんじゃないか。この2試合で彼なりに凄く自信がついたと思うし、本当に楽しみな選手」と20歳の後輩に大きな期待を示した。伸びしろは十分。「できるだけのことはやった」と胸を張るジェイコブスに吉報は届くだろうか。(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro-Muku)

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