大谷翔平が地元・岩手に生んだ“観光名所” インバウンドも集まる900坪巨大アートとは
THE ANSWER / 2024年7月10日 14時3分
■岩手県奥州市に誕生した大谷アートが見ごろに
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手と愛犬デコピンの姿が、故郷・岩手の田んぼに浮き上がった。生まれ育った奥州市の水沢・跡呂井地区で、30アール(約900坪)の広大なスペースに描かれたアートがついに迎えた見ごろ。世界各地からSNSで反応が寄せられ、海外から足を運ぶ観光客もいるという。制作した「跡呂井田んぼアート実行委員会」には、幼少期の大谷を知る人もたくさん。世界的スターになった大谷を、どう見ているのだろうか。
田んぼアートは7種の稲を使って描かれており、緑のバックに豪快にバットを振りぬいた大谷とデコピンが浮き上がる絵柄だ。エンゼルスに移籍した2018年以降、新型コロナ禍による中断はあったものの、毎年違うデザインで大谷が登場するのが恒例になっている。
というのも、この地区はまさに大谷が生まれ育ったエリアなのだ。委員会の広報を担当する及川こうきさんは「お父さんと知り合いだったり、リトルリーグのチームメートの父母だったという人がいたりで、本当に自分たちの地元の子どもの1人という感じです。頑張っているねと、遠くから見守っています」という故郷の空気を教えてくれた。
田んぼアートは元々、知る人ぞ知る存在だったが、近年では日本各地どころか、海外からも観光客が集まる名所となっているという。及川さんは「一番遠くでは、エンゼルスの本拠地のそばに住んでいるという日本の方がいらっしゃいました」と振り返る。
高いところからアートを見られるやぐらに備え付けられた感想ノートには、日本各地どころか台湾、中国からのメッセージも寄せられている。
見ごろを迎えた大谷の田んぼアート(画像は「跡呂井田んぼアート実行委員会」のXより)
これだけの騒ぎとなり、大谷の耳に存在が届いているのか気になるところだが、及川さんは「皆さんに見てもらって、これだけのものになりましたが、それとなく伝わっていればいいねという感じですね」。地元ならではの温かい空気感で、これからも大谷の活躍を見守っていく。(THE ANSWER編集部)
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