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F1角田裕毅はペレス後任の「疑う余地ない候補」 米FOX高評価、ただし最有力は「当然リカルド」とも

THE ANSWER / 2024年7月11日 7時13分

角田裕毅【写真:ロイター】

■レッドブルへの昇格を争う角田とリカルド

 自動車レースのF1で活躍する日本人ドライバーの角田裕毅(RB)について、米大手放送局が不振のセルジオ・ペレスに代わるレッドブルドライバーの“有力候補”として注目している。ただし、現在角田のチームメイトであるダニエル・リカルドの昇格が最有力と指摘。トップチーム入りの可能性に言及している。

 角田が所属するRBの親チームにあたるレッドブルは、6月にセルジオ・ペレスとの契約延長を発表。角田の昇格の可能性は事実上消滅したとされていた。しかしペレスは7日(日本時間8日)のイギリスGPで、優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)から2周遅れの17位に沈むなど、ここ5戦で3度の無得点となっている。

 パフォーマンスの低下に、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「ポイントを獲得できないこの状況を継続させることはできない。あの車でポイントを取らなければならない」と、ドライバー変更を示唆するほど。そんな中、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のオーストラリア版は「レッドブル・レーシングにとって唯一の難しい問題は誰がペレスの後任になるべきか、ということだ」という文言と共に後釜のドライバー候補を紹介した。

 角田については「疑う余地のない候補者」と表記。昇格の可能性に触れている。イギリスGPで10位入賞を果たすなど、ここまで20ポイントをあげている角田の走りについて、「ダニエル・リカルドがチームを去った2018年だったら、ユウキ・ツノダはレッドブル・レーシングのオーバーオールの採寸を受けていたに違いない」と称賛している。

「日本のエースは2024年に一人前になった。初期の頃のような一貫性のなさは消え、態度の問題も消えた。ツノダがペレスより劣ることはないだろう。実際、著しく遅いマシンに乗っている現在でも、過去6回の週末での予選順位は4勝2敗でペレスを上回っている」と能力、結果とも高評価されている。

■“最有力候補”はリカルドと指摘「彼の精神的な強さに疑問符がつくことはない」

 しかし一方で、“最有力候補”されているのはリカルドだ。同局は「ツノダの起用を予想する者はほとんどおらず、ダニエル・リカルドが当然の選択となる」と断定。「リカルドがツノダよりも明らかに有利な部分」として、「2014年から18年までの5年間、レッドブル・レーシングに在籍し、(チームを)熟知している。フェルスタッペンとも一緒に走ったことがある」と、過去の実績をあげた。

「競争の中で彼の精神的な強さに疑問符がつくことはない。リカルドがいれば、チームは何が得られるかわかるだろう。彼は最も安全な手であり、最も確実な賭けとなるだろう」と、リカルド優勢の理由を分析している。

「レッドブルは(マックス・フェルスタッペンを含めた傘下の)4人のドライバー全員が基本的に同じ契約を結んでおり、自由に交代できることを強調している」とした同局は、今後の展望について「(今季のレッドブルの優勝の為には)リカルドをレッドブルに移籍させ、今年最後の10戦に出場させればいい」と提言している。

 また「リカルドはタイトル(コンストラクターズ)を死守するのに十分な活躍をする可能性が高く、もし好調なら2025年シーズンも(チームに)残るだろう。もし精彩を欠くようであれば、放出される」と、来季以降のシートについても予想した。

 リカルドの母国オーストラリア版の記事ではあるが、角田が来季のレッドブルのシートを獲得するには、チームメイトを上回る活躍が必須と見ているようだ。(THE ANSWER編集部)

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