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金井のエース・廣瀬優希は「野球とギャグの二刀流」 友も認める二つの顔で3回戦へ…2回9失点の屈辱で変身

THE ANSWER / 2024年7月11日 7時33分

5回2失点でリリーフにつなげた金井のエース・廣瀬優希【写真:山野邊佳穂】

■第106回全国高校野球選手権・神奈川大会

 第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は10日、横須賀スタジアムなどで2回戦を行い、金井が7-2で横浜翠嵐を下して3回戦に進んだ。7日の1回戦に続き先発を任されたのは、右腕エースの廣瀬優希投手(3年)だ。初回に2失点するも、続く4イニングは0で抑え、5回2失点でリリーフにつなげた。2回9失点という悔しさを味わった昨夏から筋トレに励み、大幅に球速がアップ。「注目されるのは好き」と話す背番号「1」は、鎌倉学園との3回戦でも勝利を誓った。

 粘りの投球で役割を果たした。先発した廣瀬は初回に2点を失うも、その後はスコアボードにゼロを並べてリリーフ陣へつなげた。1回戦は5回を無失点と好投。この日の5回2失点には「エースなのに打たれてしまった。次は抑えたい」と厳しい評価も、試合後はすぐに切り替えていた。

 打順は8番ながら、打っては4打数3安打。4回に三塁ベースに到達した際には、両手を使って弓を引くようなポーズを披露し、「弓道部のクラスメイトが応援にきてくれて、約束していたから」とその意味を明かす。

 クラスメートからは「野球とギャグの二刀流」と言われるほど明るい性格。試合後球場を出ると、授業を終えて駆けつけた友人の輪に飛び込んだ。一方で野球になると徹底してストイック。昨夏の3回戦、武相にチームは0-11と大敗。自身も先発して2回9失点(自責8)と打ち込まれてからスイッチが入った。

 野球部の練習後もジムに通って2時間の筋トレ。体重は8キロ増えて75キロになり、直球も最速120キロ台後半だったのが140キロ前半を出せるようになった。春季大会の地区予選では、強豪の横浜創学館相手に9回無失点の好投。自信をつけて最後の夏に挑んでいる。

 調子を上げていた矢先、5月に練習試合で死球を受けてろっ骨を剥離骨折し、全治1か月。「思ったより力が入らなかった」とプレーへの不安はあったが、負けん気で乗り越えてきた。

「注目されるのは好き」と話す陽気な金井のエース。13日には鎌倉学園と3回戦で対戦する。「強い相手なので、自分が抑えて勝ちます」。勝ち上がるにつれ、さらに実力を発揮するような頼もしさがある。(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)

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