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悪送球のドジャース投手が回顧「併殺を狙える状況にして…」 バント処理を連続失敗でサヨナラ負け

THE ANSWER / 2024年7月15日 7時4分

ドジャースのヨハン・ラミレス【写真:ロイター】

■敵地タイガース戦

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地タイガース戦に「1番・DH」で先発出場。4打数2安打の活躍もチームは3-4で逆転サヨナラ負けを喫した。2戦連続で9回に追いつかれる悪夢の展開。ここ7試合で6敗と球宴前に一気に調子を落とし、前半戦を終えた。9回に2つの失策を犯し、敗戦投手となったヨハン・ラミレス投手は「思うようにいかなかった」と振り返った。

 悪夢の展開だった。3-2と1点リードで迎えた9回。8回から登板した5番手のラミレスが先頭のマッキンストリーに三塁打を浴びると、代打マロイに適時中前打を許して同点に。さらに次打者がバントしたところでラミレスが処理を誤り、無死一、二塁となった。続くペレスもラミレスの前にバントすると、フォースアウトを狙った三塁への送球は大きく逸れて二塁走者が生還。まさかのサヨナラ負けとなった。

 試合を中継した米地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」は試合後番組で取材に応じたラミレスのコメントを紹介。「思うようにいかずとてもイライラした。落ち着いて、平常心でいようとした。でも結果は言うまでもなく、思うようにいかなかった。だたポジティブでいようとして、ずっとそのエネルギーを保とうとした。ただうまくいかなかった」と通訳を通じて率直な気持ちを吐露した。

 バント処理については「1つ目はフライで捕ろうとした。ただやるべきことをしようと、投げている間はポジティブでいようとした」と回顧。悪送球に関しては「うまく投げて三塁でアウトを取ることに全ての集中を注いでいた。併殺を狙える状況にして、前向きな結果を得ようとした。私たちは良いチームで、トップにいられるようにプレーしている。今日はただうまくいかなかった」と説明した。

 ドジャースは前日の同カードも5点リードの9回に同点に追いつかれると、延長10回にサヨナラ2ランを浴び9-11で大逆転負け。オールスター前最後の3連戦は1勝2敗。ここ7戦6敗と調子を落とした状態で前半戦を終えた。56勝41敗で勝率.577。試合中の2位ダイヤモンドバックス、パドレスとのゲーム差は6.5となった。

 グラスノー、山本由伸、ビューラーら投手陣が相次いで離脱。先発がイニングを稼げない中、ブルペン陣に負担がかかる日が続いていた。ラミレスも3連投。救援陣がフル稼働になっていることについて尋ねられると、「私たちはチームだ。このような困難な状況ではお互いを助け合わなければならない」と気を引き締めた。(THE ANSWER編集部)

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