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井上尚弥、モチベーション低下を全否定「期待、楽しさもある」「必ず面白い試合に」 ドヘニー戦発表

THE ANSWER / 2024年7月16日 14時49分

ドヘニー戦の発表会見に出席し、引き締まった表情を見せる井上尚弥【写真:中戸川知世】

■NNTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ 井上尚弥 VS TJドヘニー&武居由樹 VS 比嘉大吾 開催発表記者会見

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が16日、都内で会見し、9月3日に東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)と4団体防衛戦を行うと発表した。海外からは物足りない相手という指摘もあるが、モチベーションの低下は全否定。NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信される。戦績は31歳の井上が27勝(24KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)4敗。

 井上のどんな相手でも完璧に仕上げていく。会見の後にも取材対応。「触れさせずに倒す。前回も初回のダウンを除けば『もらったかな』というくらいの完封。今回もそのくらいの気持ち」と完全勝利を描いた。今回は実力差が大きいという見方もあるが、モチベーションづくりについて「そこが難しい」としつつ「いつかこういう試合は来る」と受け止めた。

「スーパーバンタム級ではあと約2年(今年と来年)。全部で6試合ある。前回のような(規模の大きい)試合をフルでやっていくのはほぼ不可能です。ドヘニーの次の話は出ていないけど、仮にアフマダリエフを撃破した場合、『次は誰?』となる。だからと言って階級は上げません。約2年の間で今回がドヘニーだっただけ。全力で倒さないといけないことに変わりはない」

 元WBA王者ムロジョン・アフマダリエフ、サム・グッドマンらも対戦候補。戦うたびに強敵が減っていくのは当然だが、そのうえで「モチベーション不足はない」と言い切った。

「周りの期待だったり、スーパーバンタム級でやる楽しさもある。そこは心配ない。あの1戦(前回ネリ戦)と同じくらい仕上げる気持ち。どこかが欠けてもいけないし、リングに上がった時にボクシング関係者が見れば仕上がりがわかるもの。

 リングに上がれば、必ず面白くなるんじゃないですか。12ラウンド足を使うつもりはないし、もちろん相手の戦い方にもよりますが、自分のボクシングをやれば面白くなると思います。相手は一発もあるし、体も自分よりある。前半の緊張感もあると思う」

 オーストラリア在住のドヘニーは、アイルランド国籍を持つ37歳のサウスポー。2012年4月にデビューし、18年8月にはIBF王者・岩佐亮佑に判定勝ちした。19年4月にWBA王者ダニエル・ローマン(米国)との統一戦に敗れて王座陥落。井上―ネリ戦では不測の事態に備えたリザーブとして待機したが、出番はなく別の選手に勝利した。現在はWBO2位につけ、パンチ力と経験を兼ね備えた難敵だ。

 井上は18日からジム内で集中的にフィジカルトレーニングに励む。「今回、スイッチを入れて基礎を作る。抜かりなくとは思っているけど、過去の試合でも振り返ると足りなかったところもある。それをなくしたい」と心を燃やした。(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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