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井上尚弥の次戦が37歳ドヘニーの理由 「やるのは必然」「ネリより怖さある」大橋会長が説明

THE ANSWER / 2024年7月16日 15時10分

ドヘニー戦の発表会見に出席し、引き締まった表情を見せる井上尚弥【写真:中戸川知世】

■NNTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ 井上尚弥 VS TJドヘニー&武居由樹 VS 比嘉大吾 開催発表記者会見

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が16日、都内で会見し、9月3日に東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)と4団体防衛戦を行うと発表した。陣営の大橋秀行会長は対戦相手が決まった経緯を説明。NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信される。戦績は31歳の井上が27勝(24KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)4敗。

 井上は5月に東京ドームでルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ち。試合後はWBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)をリングに上げ、互いに戦うことを約束したが、グッドマンが今月10日に別の選手に左手を骨折しながら勝利した。元WBA王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)も対戦を熱望していた中、井上はドヘニーと戦うことになった。

 大橋会長は会見後にも取材に応じた。「グッドマンと指名試合だと思っていましたが、いろいろありました」と交渉がまとまらなかったことを示唆。大橋ジムの興行に3戦連続出場中のドヘニーに対し、「日本で3連続で試合をして、(井上―ネリ戦の)リザーバーもやってくれた。やるのは必然的だと思います」と恩義を感じていたという。

 この間、ドヘニーからは井上への挑戦実現を繰り返し求められてきたとのこと。SNSでも本人から「やらせてくれ」とメッセージが来た。強敵であることにかわりはなく、大橋会長は「ネリより怖さもある。思い切りがいい。ネリと同様に勝ちに来る選手です。『倒されなければいい』という姿勢ではない。スリリングになりますね」と好戦的なスタイルを歓迎した。

 ドヘニー戦後はアフマダリエフ、グッドマンが候補に挙がる状況。大橋会長も「そうですね」と受け止め、「他にも無敗の選手はいます。私としては交渉ができる選手がいいですが」と苦笑いし、“まともな”相手を願った。

 オーストラリア在住のドヘニーは、アイルランド国籍を持つ37歳のサウスポー。2012年4月にデビューし、18年8月にはIBF王者・岩佐亮佑に判定勝ちした。19年4月にWBA王者ダニエル・ローマン(米国)との統一戦に敗れて王座陥落。現在はWBO2位につけ、パンチ力と経験を兼ね備えた難敵だ。

 井上はすでにメキシコから招聘したパートナーとスパーリングを重ね、18日からジム内で集中的にフィジカルトレーニングに励む。アフマダリエフ戦にはならず、WBA王座剥奪に関する海外報道もあったが、「剥奪はないです。4つを持ってできる。どうせ防衛戦をやるなら4本あった方が気持ちいい」と歓迎。相手陣営が剥奪をプッシュした可能性もあり、「あれも嫌がらせじゃないですか」と笑った。(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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