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「どう考えても打撃戦」 拳四朗と激闘オラスクアガを歓迎、8年ぶり世界戦の加納陸「打ち勝つ」

THE ANSWER / 2024年7月18日 16時41分

WBO世界フライ級王座決定戦に臨む加納陸【写真:高橋学】

■Amazon プライム・ビデオで生配信

 ボクシングのトリプル世界戦が20日、東京・両国国技館で行われる。18日は都内で各選手が会見し、WBO世界フライ級王座決定戦に臨む同級2位・加納陸(大成)は8年ぶりの世界挑戦。対戦相手の同級3位アンソニー・オラスクアガ(米国)とともに意気込みを語った。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は26歳の加納が17勝(8KO)3敗1分け、25歳のオラスクアガが6勝(4KO)1敗。

 加納は言葉に決意を込めた。8年ぶりの世界戦。「テーマは本当に勝ちにこだわった試合をしてベルトを獲り切ること」。5月に走り込み合宿。フィリピン人パートナーとのスパーリングは120回も積んだ。「取り組んできたのは全体的な底上げ。チャンスで仕留めに行けるスタミナ面の強化だったり、たくさんトレーニングをこなしてきた」と胸を張った。

 日本ボクシングコミッション(JBC)の管理下では17歳だった2015年6月にプロデビュー。これ以前もフィリピンやタイで実戦経験がある。国内デビュー5戦目にWBOアジアパシフィック・ミニマム級王座を獲得。しかし、18歳だった16年8月、高山勝成(仲里)とのWBO世界同級王座決定戦で6回負傷判定負け。以降も2度敗れたが、2階級上げ、8年ぶりに世界戦へとたどり着いた。

 一方、オラスクアガの直近2試合は日本開催だった。昨年4月はWBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者だった寺地拳四朗(BMB)に挑戦。9回TKO負けしたが、好戦的なスタイルで激闘を生み、王者を追い詰めた。日本のファンにも馴染みのある選手だ。

 加納は「どう考えても打ち合いにはなる。そこでしっかり自分が打ち勝つ試合内容を見せたい」と打撃戦を歓迎。「本当に調子がよさそう。イメージはパンチ力のある、凄い若くて勢いのある選手だなと思います」と相手の印象を語り、「20日は自分の名前がリングで読み上げられて、世界のベルトを巻いている姿をお見せしたい」と悲願成就をイメージした。


並んでファイティングポーズを取る加納陸(左)とアンソニー・オラスクアガ【写真:高橋学】

■オラスクアガ「臨戦態勢で来た」

 オラスクアガも譲らない。今回のメインイベントを張る中谷潤人の親友で、米国合宿からともに切磋琢磨してきた。来日後は中谷宅で生活をしながら調整。「とても素晴らしいキャンプをできた。準備を整えて臨戦態勢で王者になるためにここに来た。もちろん王者になることが夢。自分自身の最大の夢を叶えるために王者になりたい。勝っていい試合を見せたい」と力を込めた。

 加納については「見た目も過去に写真とかで見た通り。この試合はハングリーな想いで来ると思う。それを上回るスピリットで臨みたい」と言及。「相手は経験で上回るかもしれないが、こちらも自分の経験を使うことが大事。準備を整えた。彼は何を出してくるかわからないが、何を出しても対応したい」と受けて立つ。

 中谷とオラスクアガを指導する名トレーナーのルディ・エルナンデス氏は「トニー(オラスクアガの愛称)はとても良い状態。こちらもハードなトレーニングをしてきた。その成果をリングで出せるかが見物。もちろん出せると思う」と期待した。

○…興行はトリプル世界戦。加納のほか、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)が同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)と初防衛戦を行う。WBO世界スーパーフライ級王者・田中恒成(畑中)は同級12位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)と初防衛戦。ボクシング転向4戦目の那須川天心(帝拳)がジョナサン・ロドリゲス(米国)と120ポンド(約54.43キロ)契約10回戦に臨む。「Prime Video presents Live Boxing」の第9弾として、Amazon プライム・ビデオで生配信される。(THE ANSWER編集部)

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